難聴、めまい、顔面神経疾患へ

【めまい ダンピング症候群(食後すぐのめまい)】

ダンピング症候群は胃の手術後の人に多い疾患です。

胃切除もしくは胃腸吻合(胃ガンや胃の疾患で胃の手術をした)後、
摂取した食物が胃腸吻合、つまり胃と腸を切除後合わせます。、そのため食べると
急速に食物は空腸、つまり小腸内に墜落して(damp)いくための疾患です。

胃の手術をしてるなら可能性が高いながら、その他でも後胃の出口の幽門という部分の
機能障害で胃に食物が一旦たまらず急速に小腸に排出される場合も起こり得ます。

で、なぜこのダンピング、つまり小腸(上部小腸である空腸)に食物が排出される結果起
こるかは解明されてはいませんが

1 空腸にいきなり大量の食物が入ることから空腸が拡張していきなり運動が促進され
る

2 胃の内で希釈されなかった食物は希釈されないので浸透圧がたかい。それに対して
大量の細胞外液が小腸の腸腔内に滲出されて、腸管拡張とそこに全身血液が集中して
ほかの体内の循環血液量が減少する・・・・などです。


実際の原因は解らず、しかしこれに自律神経系の反応が起こると言われています。

3 血糖値の激しい変化。糖分などを特に食べると高血糖がいきなり起こる。そのためイ
ンシュリンの多量分泌とそれに伴う全身症状と自律神経症状

症状は

1 食後10から20分後に不快な上腹部の膨れる感じとか気持ちの悪さなどの消化器症状


2 血管運動性症状、全身症状、動悸、頻脈、めまい、ふるえ、発汗、倦怠感など

3 血糖の急激な変化とそれに伴う症状、自律神経症状など

はっきりした原因は解らないのと、後実際胃の疾患をしてないのでこれに似てると言
うだけですが、ただダンピング症候群は予防として食後の一時的な安静と横臥、(横に
なる)糖分や水分の少ないものをゆっくりとると起こりにくいこともあります。(ダン
ピング症候群も数カ月で消失します)

似た疾患では鑑別としては食後性低血糖などもありますがこれは2-3時間の後という
時間差があります。

ですから食後の血管運動や自律神経運動のアンバランスが今起こってるのではないか
とは思います。ダンピング症候群の場合は手術の後ですが)それは風邪か、それとも別
胃腸疾患かは解りませんが・・・一応消化器内科胃腸科などに受診されてはいかがでしょ
うか。 

めまいへのご質問へのページに戻る

トップページへ戻る