【エッセイ】山崎房一さんの詩をアレンジして
とあるところに、山崎房一さんの詩があったので、私なりにアレンジしました。

原詩はこのとおりです。


強くなろうと思うなら、もっと自由になろう。 
自分をしめつけている呪縛から自由になろう。 

強くなろうと思うなら、人生の目的をもて。 
強くなろうと思うなら、感謝を知れ。 
強くなろうと思うなら、 
物事を善悪で見るより体験として見よう。 


強くなろうと思うなら、他人に功をゆずれ。 
強くなろうと思うなら、見えない基礎石となれ。 
強くなろうと思うなら、自分を嫌うな、好きになれ。 
強くなろうと思うなら、人をおそれるな。 

強くなろうと思うなら、過去を捨てろ。 
強くなろうと思うなら、未来を心配するな。 
強くなろうと思うなら、開き直ってハラをすえろ。 

強くなろうと思うなら、 
肩の力を抜いて、いつも笑顔を忘れるな。 

強くなろうと思うなら、判断を早く、今に燃えろ。 
強くなろうと思うなら、 
自分の運命は自分の手で、力いっぱいむしり取れ。 

強くなろうと思うなら、神仏の力をお願いしよう。 

強くなろうと思うなら、嫌な事でもまっすぐ進め。 

たった一人でまっすぐ進め。 

自分の力で扉を開け。 

開く扉で世界が開く。
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がんばれ、がんばれといいすぎてる気がする。

言ってることはわかるのですが苦しいですね。


私のアレンジは下。

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強くなろうと思うから、もっと自由になろうと思っても自由になれなかった。
自分をしめつけている呪縛から自由になれなかった弱さを知った。
それでも弱さを抱えて、生きていこうという道を知った。 

だから呪縛されてる自分の弱さを知った。
だが、体の弱さ、意思の弱さ、経済面、家族、その他もろもろなどでしめつけられてる自分の弱さを知った。
それでも弱さを抱えて、生きていこうという道を知った。 

強くなろうと思うから、人生の目的をもとうと思っても、目的が持てない自分の弱さを知った。 
目的をもつためにあがきながら歩く弱さを知った。目的ってなんだろうと思う弱さも知った。
それでも弱さを抱えて、生きていこうという道を知った。 

強くなろうと思うから、感謝を知りたいけどありがとうといえない弱さを知った。
感謝できない自分を知った。 
それでも弱さを抱えて、生きていこうという道を知った。 

強くなろうと思うから、物事を善悪で見るより体験として見たいけど体験できない自分の弱さを知った。 
どうしても善悪で見てしまう、自分の弱さを知った。
それでも弱さを抱えて、生きていこうという道を知った。 

強くなろうと思うから、他人に功をゆずろうとしても、譲れない自分の弱さを知った。
自分のエゴイズムを知った。
それでも弱さを抱えて、生きていこうという道を知った。 

強くなろうと思うなら、見えない基礎石となりたいけど力がない自分の弱さを知った。
基礎石になるまでの力がないことも知った。
それでも力のない弱さを抱えて、 弱さを抱えて、生きていこうという道を知った。 

強くなろうと思うなら、自分を嫌うな、好きになりたいと思っても自己嫌悪に陥ってしまう自分の弱さを知った。
人や自分を嫌う自分を知った。
それでも時々好きになれる自分もあることも知った。
それでも弱さを抱えて、生きていこうという道も知った。

強くなろうと思うなら、人をおそれたくはなかった。
しかし、怖がる自分の弱さも知った。
それでも怖がりながら弱さを抱えて、それでも生きていこうという道も知った。

強くなろうと思うなら、過去を捨てたいと思った。
それでも過去の悲しみを引きずる自分の弱さも知った。
過去を捨てれないながら弱さを抱えて、それでも生きていこうという道も知った。

強くなろうと思うなら、未来を心配したくないと思った。
 それでも心配する自分の弱さを知った。
未来を心配しながらでも弱さを抱えて、それでも生きていこうという道も知った。

強くなろうと思うなら、開き直ってハラをすえたいと思った。 
それでもすえられない弱さを知った。
開き直れないながら弱さを抱えて、それでも生きていこうという道を知った。 


強くなろうと思うなら、 肩の力を抜いて、いつも笑顔と思いながら、肩の力を抜けず、泣く自分の弱さを知った。
泣きながら、肩の力をいれながら、緊張してる自分の弱さを知った。
 それでも生きていこうという道を知った。

強くなろうと思うなら、判断を早く、今に燃えたいと思いながら、判断できない自分の弱さを知った。
それでも今に燃えれない弱さを抱えて、いる自分を知った
それでも生きていこうという道を知った。


強くなろうと思うなら、 自分の運命は自分の手で、と思いながら周囲の運命も変えてしまうのではないかと心配する自分を知った。
力いっぱいむしり取りたいと思いながら、周囲を見てしまう自分の弱さを知った。
それでも弱さを抱えて、それでも生きていこうという道を知った。

強くなろうと思うなら、神仏の力をお願いしようとしても神様たちは自分の思うようにしてくれないことを知った。
それでも神様たちは「お願いすることをそのまま願ったとおりにしなくて弱さを与えてくれるとわかった」
「自分のために、そのとおりにしてくれないんだ」ということを教えてくださった。 

強くなろうと思うなら、嫌な事でもまっすぐ進みたいけど、それでも進めない自分を知った。
いやなことはできない自分の弱さを知った。回避する悲しさを知った。
それでも弱さを抱えて、それでも生きていこうという道を知った。

たった一人でまっすぐ進みたいけど頼ってしまう自分の弱さを知った。
それでこそ人の優しさを知った。

自分の力で扉を開けたいけど思うようにならないことを知った。
それでこそ世の中は思うようにならないという英知を知った。

開く扉で世界が開かないことを知った。
それでこそ自分の無力さを知った。

強くなりたいという気持ちは誰でもある。
でも強くなれないから、強くなれないから、得るものもあるということも知った。
それでこそ強くなれない自分でも受け入れてやろうという優しさを知った。

強くはなれない自分もあることも知った。

自分の弱さを痛感した・・

それでも弱さを抱えて生きていくという道もあることも知った。



ふと道端に咲く花を見た。人に踏まれている花も見えた。惨めなくらいぺちゃんこになってた。
それでも花は咲くものだ。踏まれても。
また根があるかぎり立ち上がるだろう。また踏まれるだろう。しかし立ち上がるだろう。
あるいは来年咲くだろう。

強くなるために咲いてるのではない。小さくても弱くても人に踏まれても咲く花もあるということも知れた。
弱い花を見つめることで知れた。
 
 

行が不ぞろいなのはあくまでワープロ編集なので、ご容赦ください。

エッセイ集その5  2006年から

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