【エッセイ】どうにもならないときにこそ・・絶望のときに。耐える力、目標を変えてみる能力
今まで私もずっとずっといろんな挫折を味わってきました。
そうですね。いろいろな｢不意の災難に人生にあったとき」どうしたらいいか。
１月17日 関西大震災の日の特集がありました。15年前のことでした。家すべてが無くなった人、家族が亡くなった
方のご冥福をお祈りします。
あれから15年たち、35歳の私も今50歳です。
考えてみたら15年間挫折とか哀しみが多かった。
今からの人生、というか人生そのものは挫折、絶望、人からの中傷に満ちています。
｢努力してもどうにもならない｣時が多いのです。
たとえば試験に合格しなかった、たとえばせっかくの彼と結婚前に挫折した。
たとえばせっかく小さなお店をお金をためてつくったけど、近くに大手スーパーが出来て閉鎖せざるをえない、たとえば病気が見つかり
１年間の闘病生活を言われた、たとえば｢あんた、不況だから明日から来ないでいい」と会社で言われた・・
目標は挫折。裏切りとかの人間関係でのトラブル。絶望続きのことすらあります。
それは自分の努力だけではどうにもなりません。
大きな絶望、大きな落ち込みのときは寝込んでもいいんです。
自分のせいでそうなったわけじゃないんだから。努力してもどうにもならないこともあるんですね。
一時的に恨んだり、あの時こうすりゃ・・と自分を責めてもいいし運命を恨む、また人を一時的には呪ってもしかたないのです。
ただいつまでもそれに固執しないでほしい。 極端にいえば「絶望や哀しみを静かに、ただ静かに耐えていくか」の能力と努力が一番大事なことではないでしょうか。
淡々と生きる。
心の傷を受けたことはしょっちゅうありました。
人を恨んだこともしょっちゅうありました。
ひとつは辛い過去は覚えていても｢執着しない」
一番歩みを止めてしまうのは｢他人をそねんだり、恨んだり 社会を呪うことです」
そこからは一歩もでて行かない。ましてあなたに挫折を与えた人の不幸を願うとか勝ってやろうと必死になるのはその人から離れられない、
復讐は神様にまかせたらいい。あなたは自分で早く｢にくい相手をこらしめよう」ということから
離れなさい。
それから「MUST」から「CAN」でもいいのではないかしら。
日本人はとかく｢目標を高く持ち、目標にむかって全力投球しなければならない」
｢挫折しても目標とか信念は変えてはいけない」
You must・・、You must
はたしてそれでいいんでしょうか？
しんどいですね。
で は目標は変えてもいい、信念も少しは低くしてもいい、Canもできます。
最終的に人間は｢今日をともかく生きる」これだけなんです。 What Can I・・（私に何が出来るの？）からなのね。
またはMay I ・・でもいい。
Can思考になり、もっと進みMayになる、MUST執着をやめると楽です。逆に頭はフル回転させれるんです。
ひとまずは｢今何ができるか。Can I・・」でいいんです。
目標をいきなり変えよといっても難しい。
でもそのきっかけは挫折とか運命のいたずらからです。
いつまでもその挫折の悲しみにしがみついても仕方ないとあきらめることからでした。
あきらめると案外ものの見方が変わります。で、｢過去を捨てられない人」って
いますよね。昔は私はこうだった、だから私は今日もこうしなければならない、過去のプライドを捨ててはならない。
また何時までも恨み続ける人もいますよね。犯罪でないけどいわゆる｢心のストーカー」これやってると、
時間が潰されるし心が恨みばかりで占められ前に進まなくなるのね。
そういうしがみつき・・・で１日潰すより、今日どうやって生きようとそれだけ考えると楽なんです。
今日何がCanできるか、目の前の方に何をMayできるか。
目標も今｢変えられる。I can・・・」です。
目標も初心貫徹しなくても、７割か６割でもいいんじゃないかしら？
それと時間を待つという手もありますね。明日さっそくでなくて１週間待つ。
急に○○になるという不運の場合は、今すぐ(不謹慎ですが関西大震災のように人を救出しなければならないなど。）でなく、自分の問題なら、
すぐに行動を起こさず、冷静になるまで「I can思考が出来るまで｣待ってもいいんですよ。
I can・・・を積極的に出来るチャンスかもしれないんです。ただゆとりは
残してくださいね。金銭的とか愛情とかです。それと健康と。
健康を損ねた場合の公的保険と年金払いの維持だけは。（それが貯金３割ですること）
相手を許せない場合もあっても、また逆風の中に入っても、ただ
今自分はI can I mayの機会だと思うこと。
ただひとつ人としてのエチケット「相手を思いやり、笑顔を忘れず、
自分の今の現状を恥じない」だけは守って。どういうことがあっても。
目標は変えても恥ずかしいことでないんです。信念がある場合は｢時期を待っても」いいんです。
では。これは運命だと割り切ること、あまり過去に執着しないこと。他人と
自分をいつもいつも比較しないこと(競争は仕方ない場合もあるけど）
でもトラウマがあっても自分を許してあげること。
一番大事なのは自分を許して、「Must｣呪縛から離れることでしょうね。
