【エッセイ】山を越えるということは山頂だけ?

大きな山があって、 若いときは山頂だけを目指す。しかし 
山頂ルートからだけで乗り越えようとしてみても難しい。 
若いときは「乗り越える」とは山頂、一番高いところを突破することが 
乗り越えると追っていただろう。 

昔は鍛えてでも山頂ルートを突破して上ろうとしてみただろう。 

でも・・・それは一部の人。平凡な人は、回り道も探してみて 
こっちの道、あっちの道を探してみて 
友達も探してみて、歌ったり 
本も読んだり、ご飯も食べたり、寝たりして 。 
結局「一般ルートでも」「山頂突破でなくても」その山を越えれると気づく。 
神様は私のために「山頂ルートでなくて、あえて迂回路を作ってくださった」と。 
それが神様のおっしゃる「神様は乗り越えられない山を作らない」と 
いうことなんだろうか? 

・・・いろいろやってて、・・・・ 

あら?私の後ろにあの山頂があるわ。と気づく時、山頂は乗り越えてないけど 
いつの間にか山を乗り越えてる。 それが一番いい形かもしれない。



もしかしてそのまま山頂ルート突破を目指してたら、雪山遭難してたかもしれない。家族を泣かせたかもしれない。 

もしかしてそのまま山頂ルート突破して見事に成功したら、傲慢になってからも 
しれない。 

乗り越えてたかもしれない。確かに神様は乗り越えられない山は作らないから。でも山頂突破ではないんです。 


平凡に淡々と歩む、しんどい時は、道端の泉に感謝して飲む、 
そうしていて「あれ?」と気づいた時、山頂を乗り越えてなくても山は過ぎてる。 
山が後ろにあると気づくことでしょうか? 

そうかといっても「ここ一番では山頂を超えないといけない」ときは人生では 
何度かあります。ここ一番には・・・ 何度も経験した「勝負の時」です

【エッセイ集】第8 2010年1月から

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