トップページへ戻る【外耳道後天的狭窄より サーファーズイヤー】 漁師や潜水夫など職業性に潜水する人や長年ヨットやサーフィンをする人の 外耳道に骨性狭窄がしばしば見られます。 これは繁雑に冷水の刺激を受けるために反応しておこる外骨腫(良性)と いわれています。ただ緊急性はないけど進行すると外耳炎を頻回に起こしたり 狭窄が高度になると完全閉鎖(外耳道完全閉鎖)に陥ったり、外耳道の炎症に 伴い膨張した皮膚や滲出液で外耳道が閉鎖されて、聴力障害を意識して耳鼻科を 受診される方もいます。 冷水刺激をやめると狭窄の進行はとまります。耳栓が発生を起こさないために 有効かはまだ示唆されていません。また一旦狭窄したら耳栓では治らず、保存的に 外耳道の炎症を止めることはできても、結果的に広げる、つまり軽快や治癒は 望めず、あまり悪化すると外耳道形成術が治療の唯一とされています。
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