【エッセイ 2003年晩秋 40代からのおしゃれ 靴とブーツを主流にして ベルトと靴、そして手袋を合わせる】

 ずっと収納、整理してきて、かなり着れる服、着まわしできる服が見つかり、ローテイト可能、今年は「よほどでないと」
ボトムもトップスもコートも、買わないだろう。やはり25年前から「ひたすらベーシック、ひたすら無地、
ひたすらブラウンかベージュ」を貫き通しかつ体型も変わらないのでよかった。
 
 特に今年はリバイバルルック流行である。手持ちの30年から20年前の服。すべて、ニューフェイスに見える。

 20年前母が着てたものをもらって、ウエストを直した杉あや模様コートスーツ、千鳥格子ジャケットスーツ、
そういうスーツも旬、ツイード(やったらたくさんもってる)スーツも、(すでにウエストはお直しして
いる)ツイードコートも、今年旬。

 ただちょっと袖丈が短いので、昨年作ったボアカフスをつけて着まわしている。

 ただ今年はそれだけ服が見つかった、ただ、すべて着てるわけではない。

 厳選して第一クローゼットに入れてるが、流行色として、今年は黄色みが少ないもの。
どちらかというとブラウン、カーキ、グレーの寒色系、シルバーベース(つまり色彩でいうと夏、冬タイプの黄色を
含まないもの)をボトムにしている。
 
 トップスやインナーカットソーは顔うつりのいい暖色系の秋ベースニットなどだし、ストールやマフラーを今からも
どんどん使うつもりであるが。
 
 で、はたと気がついた。靴。

 今年も結構買いました。服は買わなかったけど、靴。とんがりトウの黒ブーツからはじまり、今シーズンパンプス2足
プラス、また新しい白短ブーツにベージュパンプスを買った。

 この靴だけは今年流行に従って買った。とんがりトウ。とんがりトウ・・と。
 
 ただ問題が出てきた。今まで黄色ベースの服ばかりだった私。

 たとえば黄色みがかかったブラウン靴、チョコ茶とかキャメルなど黄色ベースブラウンの靴は結構持ってるが、これに
なかなか今年主流のカーキ、グレー、黄色みがないブラウンなどのボトムスをあわすのが難しい。靴の黄色みが妙に浮き
上がってしまう。

 今まで20年愛着してたキャメルの明るいブーツとか、最近買ったキャメルベージュのパンプスや、
今まで愛用してたキャメルブラウンや、明るいカフェオレ茶パンプスなどなど。・・・・
 黄色みがある靴(ブーツにはもってない)を浮かさないで履く方法がないか。

 たとえばグレーのスカートにメッシュタイツ、上は白タートルセーターにこげ茶ブラウンのアウター・・・
これなら靴は黒だろうが、メッシュタイツの色も考えたら、あるいはパンプスやブーツもこげ茶ブラウンでも
いいのだ。

 ところがこれに「万能だから」の黄色みが入ったブラウンの靴を履くと妙に靴の黄色みが浮き上がる。

 こういった「黄色みが入ったベーシックカラーと何かをあわせないと、黄色みだけが浮き上がって、靴までが
ワントーンにならない」
  
 また「おそろい」を考え出した。靴と何をそろえたらいいだろうか。

 スカートやパンツ。ボトムが黄色みがあれば、あるいはデニムならいうことはないけど。

 トップスが黄色ベースなら、と思っても、ボトムが寒色系なら分断されてしまう。
(黄色ブラウンのセーターを着て、グレーのスカート、ここまではいいがここでキャメルの靴は履けない。
履くとしたら寒色系のこげ茶、黒、グレー靴である。でないとキャメルが浮き上がる)

 要するに腰や腰から下アイテムに黄色系の「何か」が欲しい。
 
 まずバックと靴を合わせられないか。ところが・・・バックも意外や意外にも・・・夏物はともかく、秋冬もの
の手持ちのバックは、黒とブラウンと黄色みが少ないベージュなど。
 意外にも「キャメルでございます」のバックがない。

 と、いい「おそろい」作戦ができた。ベルトである。以前夏は紐ベルトで靴とあわせたが、今度は
市販品の皮、あるいは合皮でもいいから「ベルトと靴の色を合わせる、靴はボトムスとメッシュタイツであわせると
絶対失敗しない」とあった。

 この黄色みの強い靴、まず手持ちの自作の紐ベルトで、キャメルが入っているのと、キャメル色の靴を合わせると
まあまあいいではないか。(ただ紐ベルトはあくまで夏のもの。寒々とする)
 
 これでいこう。靴と(腰の)ベルトを合わせよう。

 それだけでなく、今の靴、黒も焦げ茶も、ワインも、ベルトに同じ色のをもっている。どういう服のコーデイ
ネートをしても、靴とベルトの色を合わせてみよう。こう思いついた。(ただ長ブーツは当てはまらず。
あくまでパンプスか短ブーツまで)

 で片端から靴箱の靴の色とベルトの色を合わせてみた。

 この靴ならこのベルトと合う。(幸い合皮といえ同じ合皮である)黒とかブラウンなどはすぐペアに出来るものが
あった。こげ茶、黒、明るいブラウン靴はこれでOK。
 白もあった。赤もあった。(靴もベルトも両方)
 
 問題はキャメル。あったと思ったのだが、意外にクールなブラウンのベルトしかない。キャメル、黄色みの強い
色とはいえない。
 これだけはベルトを買おう。と探し回り、そのキャメルブーツの色になんとか合うキャメルベルトを見つけた。
安価なので買う。
  
 後手袋。黄色みが少ないベージュのアンゴラ。後皮でこげ茶、キャメル、その中間の茶(チョコ茶)などが
あるので、これもあわせよう。

 今年はマフラーと手袋、バックだけでなく、ベルトをかなり重視してみたいと思う。

 特にもうこの年齢。

 奇抜な色ベルトはご卒業。(もともともってないけど)

 ベーシックカラーの、品がいいベルトを全体になじませるか
(グレーのセーターの上に黒のベルトをつけるなど)
あるいはアクセントにするか(黒のセーターにキャメルブラウンのベルトをつけるなど)

 また靴も一色だけ目立たせる、これも卒業。

 たとえば若いお嬢さんがやってる、ピンクのかわいいパンプスをはくために後モノトーンにするなど・・・卒業。
 
 靴もベーシックカラーで、ボトムになじませるか(たとえば、グレーの
霜降りツイードスカートに黒パンプスと黒無地タイツなどとか)あるいは、ベルトとおそろいにして
靴でアクセントをつけるか。(グレーの霜降りツイードスカートに、ブラウンのタイツとその上からベージュの
メッシュタイツ、ブラウン靴、ただ当然ベルトは靴に合わせておく)

 赤や薄紫のパンプスも持ってるが、これもうまくボトムかベルトと色あわせしてから履こう。

 
 ps なお、今年も白フェイクボアカフスと襟は2組作った。
 

 

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