スポーツ記録集のページへ戻る【水泳】パンパシフィック選手権6日目 2002年8月29日(木曜) 最終日 横浜国際プール 決勝種目 ●男子100バタフライ決勝WR クリム(オーストラリア) 51.81 NR 山本貴司 52.55 1 クロッカー(アメリカ) 52.45 2 ヒューギル(カナダ) 52.48 3 ミンテンコ(カナダ) 52.69 4 山本貴司(近大職) 52.88 惜しい. 7 河本耕平(JSS長岡) 53.79 山本貴司(近大職)惜しい4位。200バタフライの3位に手が後一歩・・ しかし短距離バタフライ、ミンテンコという新しいライバル出現。 ●男子1500自由形決勝 WR ハケット(オーストラリア) 14:34.56 NR 平野雅人 15:14.43 1 ハケット(豪州) 14:41.65 大会新 2 ベント(アメリカ) 15:02.24 3 ジェンセン(アメリカ) 15:05.17 5 藤田駿一(JSS宝塚 同志社大) 15:21.19 8 松田丈志(東海ＳＣ) 15:53.75 昨年のハケットの1500での世界新を出したまでには届かなかったけど。 （あの試合見ていました。 凄い世界記録でした） しかし桁違いの強さです。松田、藤田は若いから今からペース配分を考えて ぜひ平野の日本記録から破ることでしょう。 ●男子200個人メドレー決勝 WR シービネン(フィンランド) 1:58.16 NR 三木二郎 2:01.10 1 フェルプス(アメリカ) 1:59.70 大会新 2 森隆弘(ミキハウス) 2:00.61 日本新 3 ウィルケンス(アメリカ) 2:01.17 5 三木二郎(東京SC 日大) 2:01.67 試合後のリザルト写してくださいよ＞テレビ朝日。 三木か森はメダリストになるだろうと今日一番期待できるレースでした． 今回ノリにのった森隆弘(ミキハウス)が見事な日本新での銀メダル。 400個人メの日本新更新での3位と加え、個人メの日本新の２種目の保持者と 今回メダリストに。 森の平で2位キープでまずメダルが安心できるのは 森の自由形の力の粘りが確信できるからでしょうか。 三木二郎(東京SC 日大) くやしそうでした。 ●男子400メドレーリレー決勝 WR アメリカ 3:33.73 NR 日本 3:38.88 大会の最後の最後で世界新とソープ敗退になりましたが。 1 アメリカ 3:33.48 世界新 (ピアソル、 ハンセン、 フェルプス、レザク） 2 豪州 3:34.34 （ウェルシュ、 パイパー、 ヒューギル、 ソープ) （アンカーのソープはさすがに無理な距離での引き継ぎでした） 3 カナダ 3:38.17 4 日本 3:39.06 （森田智己(セントラル仙台 東北高 宮城)、山口嘉久(中京大) 山本貴司(近大職)、細川大輔(ヴァージン 中大)） 第一泳者の森田智己(セントラル仙台 東北高 宮城)は最初の100背泳で 56秒16で高校新記録、 今回100背泳の3位だった自己記録55秒29も更新して いよいよ鈴木大地さんの日本記録、55秒05に近づきます。 ソープの6冠目がかかりますが(スタジオのゲストの女優さん、ソープ ソープと大騒ぎしていましたが） 私も悪いけど、 これはアメリカと踏んでいました。（しかし世界新とは） アメリカの意地です。 アメリカは目の前で女子が豪州にメドレーリレーで敗れたこととか 男子はメンバーがそろっていたこと(背泳ぎ2冠のピアソル、自由形スプリンターの レザク、後バタフライであえて金のクロッカーを使わずにフェルプスで いったこと。 この3泳のバタフライで豪州と大きく差をつけたのは大きいです。 なんといっても、伝統種目で豪州に、 ソープに勝たせたくないという 意地だったのでしょう。 日本は北島康介(東京SC 日体大)がいなかったこともあります。 (山口嘉久(中京大)はそれなりに頑張ったけど) 山本貴司(近大職)が100バタフライ決勝直後で疲れてたこともあるし。 （カナダ、 ミンテンコにやられました) 今回の大会で今一つ元気のなかった自由形短距離で差が空いてしまいました。 でも日本記録ともあまりかわらず、 やはり男子自由形の強化でしょうか。 今回、他の種目は金まではいかなくても、ほとんど万遍なく男子は100、 200 個人メなら400とメダルとか4位、あるいは日本新や自己新記録と 頑張っていますが、 自由形全体を通して昨年の世界水泳のときのような 日本記録続出などがなかった。 （なお日本記録のときは錦織篤(ミキハウス)北島康介(東京SC 日体大) 山本貴司(近大職)奥村幸大(近大 イトマン)の昨年の世界水泳のときです） ●女子200背泳ぎ決勝 WR エゲルゼキ(ハンガリー) 2:06.62 NR 萩原智子 2:10.05 1 ホールザー（アメリカ） 2:11.00 2 寺川綾(イトマンSS 近大付属高 大阪) 2:12.28 3 フラテシ（カナダ） 2:12.71 準決勝で堂々の１位になりながら体調不良で棄権した萩原智子(山梨学院大)、 しかし、寺川綾(イトマンSS 近大付属高 大阪)は頑張りました。 重圧の中での寺川の銀は大きな自信になると思います。特に残り50の 「まくり」は凄かったです。 前半はさほどでもなくても残り150からの まくりは凄かったです。 ●女子100自由形決勝 WR デブルーイン（オランダ） 53.77 NR 千葉すず 54.99 1 コーグリン(アメリカ) 53.99 大会新 世界歴代２位 2 ヘンリー(豪州) 54.55 3 トンプソン(アメリカ) 54.75 4 永井奉子(筑波大) 55.64 7 山田香(筑波大) 56.56 コーグリンは100バタフライ、 100背泳ぎ、 そして世界歴代2位の記録で この100自由形まで制しました。 この大会通じての女性では女子自由形長距離３種目を制したモンズ（アメリカ） と並ぶ３つ目の個人での金（800リレーをいれて４つ目の金）。 しかも3種目泳ぎが違う競技の（短距離）の凄い選手です。 過去の東ドイツのソウル五輪のオットーのようなスプリンター万能型と いうべきでしょうか。なかなかスプリンターが出て来ない日本にほしい。 ●女子400メドレーリレータイム決勝 WR アメリカ 3:58.30 NR 日本 4:04.16 1 豪州 4:00.50 （ケラブ ジョーンズ トーマス ヘンリー） 2 アメリカ 4:01.15 3 カナダ 4:05.69 4 日本 4:06.91 (稲田法子(セントラル) 川辺芙美子(イトマン 近大付属高校) 中西悠子(枚方SS 近大)、 永井奉子(筑波大)) 豪州が優勝とは。接戦でアメリカを制しました（コーグリンは背泳ぎで 出ました）なんといっても豪州アンカー、ヘンリーの大力泳でしょうか。 わずか2年前シドニー五輪で銅メダルを出した中村真衣(中大 JSS長岡)、 大西順子(オアフクラブ綱島)、田中雅美(JSS東京)、 源純夏(テレビ朝日)の だれもこのパンパシフィックに出てないのかと２年を感じました 今回全体を通して女子は200および200以上の中長距離では最後に逆転するなど 大活躍だったのです。1日目の藤野舞子の400個人メの3位から中長距離は すばらしい進歩でした。 ただ、 50や100得意のスプリンターはどの競技でもなかなか出なかった。 シドニー五輪の4選手は200より100が得意な選手ばかりでした。 しかも日本は毎年選手が当然変わりますが、課題は日本女子平が不調。 平で日本はうまく田中雅美(JSS東京)からの世代交替がいってないです． 今回どの種目も女子はスプリンター育成がうまくいかず、 今後の課題です。 女子は出来たら3位になってほしかった。 最後にこの大会で日本は金２つを含む14個のメダルと8つの日本記録を出しました。 個人的にはＭＶＰはソープよりスプリンター種目3つを制した女子のコーグリンに 出したいです。 これで終わり来年はスペインでの世界水泳選手権、2年後はアテネ五輪です。
ワープロ編集ゆえ行がそろってないのをご了承ください。また間違いがあるかもしれないことも
ご了承ください。
また記録が出るたびに水泳 長水路 私個人がまとめた（非公式）世界記録と日本記録集も更新するようにはしています。