2004年アテネ五輪日本出場権権利確保現状(2004年4月1日現在)
 
 
 まず公式ではない。 4月1日現在である。  今から変わることもあろう。間違いもあるかも
しれない。
 また新聞、  ベースボールマガジン社雑誌オリンピアン、 私的記録を元に編成している。
間違いもあるかもしれないことをあらかじめ書いておく。
 
  五輪の年なのでその見所でも書こうかとも思う。 
が、 その前に「日本選手として出場できる権利を得るために」これを書いておく。    
ごく簡単であるし正式ではない、間違いもあるかも知れないことをご了承くださいね。
 
  アテネ五輪の年であるが、 まず出場する権利を得ることが難しい。
その中でも3月末日現在で出場が決まっている種目を書いておく。
 
〇陸上  
  今年5月の日本選手権でトラック、 フィールドとも決まるが、それまでの一定期間、 あるいはそ
の時に五輪参加出場標準記録AまたはBを突破することが条件でもある。 
 
 各種目最高でA突破者には3人枠、B突破枠には1人国別に出場資格を取れる。 
  最終選考会は5月の日本選手権。
 
すでに陸上でもマラソン男女3人ずつは決まっている。
 
〇水泳
  今年4月日本選手権までの一定期間、あるいはその時に日本水連が設置した五輪参加標準記録
A,Bを突破して、 A突破なら各種目2人、B突破なら各種目1名までとなっている。
 
 またリレーに関しては、 昨年の世界選手権で上位に入って国別メドレーリレー枠を得た。
これで男女メドレーリレーは国別出場可能。 特に世界選手権で男子は銅メダルを取った
ので有望。 
 
〇飛び込み
  世界選手権およびワールドカップの成績で個人に与えられる。 
男女板飛び込み3メートル枠を1人ずつ今の所確保。
 
〇シンクロナイズドスイミング
  デュエットとチームが五輪種目にあり。
  五輪最終予選は4月にあるが昨年2種目とも世界選手権で銀だった日本はまず間違い
なく出場権は取れるだろう。  問題は五輪で金を取れるか。
 
〇サッカー
  男子に関しては23歳以下で編成されて五輪アジア最終予選を突破。 五輪出場権を
確保。
  女子はこの4月に最終予選がある。 アジア枠は上位2カ国。まだ出場権を取れるかは
未定。
 
〇テニス
  世界ランキングによって個人の出場権利を得られる。 日本はすでに杉山愛らが
ランキング上位で出場権を得ている。
 
〇ボート
   世界選手権  あるいはワールドカップ、 アジア最終予選などで五輪枠を得られる、 
すでに日本は軽量級ダブルスカルなどで権利を得ている。
   最終予選は6月。
 
〇ホッケー
  五輪最終予選が3月にあり、 日本女子は念願の史上初の国別五輪出場権を得た。
  男子は出場権獲得ならず。
 
〇ボクシング
  アジア最終予選などで各クラスの権利を得られる。
 
〇バレーボール
  昨年のワールドカップ上位3カ国および大陸別予選、最終予選で決まる。
まだ男女とも未定、 5月に行われる五輪最終予選で国別出場権を争う。(なおシドニ
ー五輪は男女とも出場できなかったので、  是非出場したいところ)
 
〇ビーチバレー
   世界ランキング上位チームに与えられるが各国2チームまで。
 
〇体操
   昨年の世界選手権で大活躍した男子は国別団体枠(男子6人)を確保。五輪ではまず
団体のメダルを狙う。五輪本番の団体予選成績で個人総合、 種目別の決勝への出場権が
決まる。
 
   日本代表選手は4月と5月の国内での五輪国内予選で選考される。
 
  女子は残念ながら国別団体枠を得られず。 個人出場枠2人を得た。日本代表選手は4
月5月の国内での五輪国内予選で選考される。
 
〇新体操
  昨年の世界選手権で個人枠1名を確保。 日本代表選手は4月5月の国内での五輪国内
予選で選考される。   
   残念ながらチーム演技の出場権は得られず。 
 
〇バスケットボール
  男子は出場権を確保できず。
  しかし女子は仙台で行われたアジア最終予選で世界選手権4位の韓国を破り見事2位
となり、  五輪出場権を確保した。  シドニー五輪には出られなかっただけに奮起を期待
している。
 
〇レスリング
  アテネから女子レスリングフリー4階級が新たに追加されて、女子は全種目で出場権
を世界選手権を確保した。  この女子レスリングは世界選手権で五輪実施階級において
すべて世界選手権で金メダルを取っており、 メダル量産種目だろう。
 
  男子は世界選手権、 第二次予選、 最終予選などを経て、 選ばれる。
グレコローマン、 フリーとも実施7階級でフリーは6階級、  グレコローマンは4階級
(これは間違っているかもしれないが)今の所確保している。国内最終選考は女子はすでに実施
されているが男子は4月。
 
〇ヨット
  世界選手権、 ワールドカップ上位者などに与えられる。 すでに日本は男女470級中心に
5種目(2月1日の現在で)得ている。  今後の成績でもっと増えると思われる。
 
〇重量挙げ
  世界選手権の成績によって国の出場選手の数が決まる。  男子は枠3つ。 女子ゼロ。
 
〇自転車
  世界選手権、  アジア最終予選を経て決まる。
  すでに枠は種目によって確保しているものもある。代表選手決定はまだ。
 
〇卓球
   個人の世界選手権ランキングにより決まる。  男女2選手に個人として枠を得られる。
すでに日本は2選手の出場権を確保している。 女子ダブルスも枠1つ確保。 
後男女1人ずつはアジア大陸予選(4月)で獲得。
 
〇馬術
   予選会で国別または個人出場権を確保することになっている。
日本は障害馬術で国別団体、  個人枠を取り、選手は選考会を経て選ばれる。
総合馬術、 馬場馬術は個人枠は未定。  国別団体枠は取れず。
 
〇柔道
   男女7階級。まず昨年世界選手権上位者(5位まで)のいる階級に国別枠を与えら
れてそこで国別枠を取れなかった場合は、アジア大会、アジア選手権(昨年度と今年度
の5月最終予選)でポイントを取ってのアジアでの上位国に与えられる。
アジアでは世界選手権で枠を取った国「以外」で男子にはアジア枠5カ国、女子はアジア枠3カ国が与えられる。
  すでに男子は男子66キロクラス  女子57キロクラス以外は国別の枠を各階級とも
取っている(この残り2階級は5月のアジア最終予選で取りたいところ)
 
 国内での代表選手選考会は4月にあり、  その成績と欧州遠征、 世界選手権や欧州主要
大会などの成績を考慮して選ばれる。
 
〇ソフトボール
  すでに世界選手権でメダルの日本。 アテネ五輪出場権国別は確保、 問題はシドニー五
輪銀メダル以上の成績になるかである。
 
〇バトミントン
  ワールドカップなどから世界ランキング5月1日付上位者に与えられる。
  
〇射撃
  ライフル、 ピストルとも過去2年ずっと世界を巡って行われてるワールドカップ上位
者に個人として与えられる。日本はすでに数種目確保しているが今後の成績でもっと増えると思われる。 
 
〇フェンシング
  世界ランキングを参考にフェンシング協会が選考。
 
〇カヌー
   世界選手権、ワールドカップ上位国に枠が与えられる。そこで取れなかった場合は
6月のアジア大陸予選で決定される。
 
〇アーチェリー
  女子は世界選手権で団体2位という快挙で選手枠3人確保。 国内代表選手選考会は春。
 男子も世界選手権やワールドカップなどの成績で枠3人確保。
 
〇野球
   男子のみ実施。昨年アジア最終予選で日本はアジア上位2カ国(優勝した)に入り
五輪出場枠確保。チョーさんが指揮してくれるかどうかが微妙。
 
〇テコンドー
  3月31日現在2つの国内団体の分裂騒動で選手派遣ができない可能性もあり。
岡本依子選手の派遣に関して9万5000人の署名が集まっている。この会報が出るときは
なんらかの結論が出るかとは思われるが私もインターネットを通して署名した。
 
〇トライアスロン
   ワールドカップなどの世界ランキング上位者に与えられる。 まだ未定。 最高で日本で
男女3選手。
 
〇ハンドボール
  出場権獲得は男女ともならず。
 
最後に
 
ともあれ今回国別団体球技がかなり頑張っている。シドニーでは男子サッカー、  野球、
女子ソフトしか出られなかった。
 
 このアテネ五輪では女子バスケットボール、 女子ホッケーなどが女子ソフトボールに
続いて出場権を取れた、 女子バレーも最終予選で何とか出場権を取ってほしい。
 
  男子もサッカー、  野球などは出場権確保。 野球はアメリカと韓国が出場権を逸し、 
サッカーはブラジルさえも逸した。 かなり日本は上位を狙えそうだ。
 
  私が大好きな男子体操などもこれまた日本代表に選ばれるのが難しいくらい層が厚
くなった。
 
  個人種目でも陸上、水泳、柔道を中心に有望選手が続々出てきている。
 
  8月が楽しみである。
 
 ただ金メダル、 メダルと言わないでほしい。 五輪というのは「出るだけで難しい」ので
ある。日本として国別出場権を確保するのがどれだけ苦労するかは先日の五輪サッカー
男子アジア最終予選を見られた方は御解りだろう。(あの時は本気で胃が痛くなった) 
 
  我がニッポンを応援してください。
 

行が不ぞろいなのはあくまでワープロ編集なので、ご容赦ください。

また正式ではないので間違い等もご容赦ください。

【スポーツ記録集】2004年1月から2004年12月までへ戻る

耳鼻科50音辞典フロントページへ戻る