【ソチ五輪】女子フィギュアスケート 浅田真央と伊藤みどりと アルベールビルと重なる記憶
最終順位女子シングル 順位 名前 記録 1 Adelina SOTNIKOVA（ロシア） 224.59点／金メダル 2 Yuna KIM（韓国） 219.11点／銀メダル 3 Carolina KOSTNER（イタリア） 216.73点／銅メダル 6 浅田 真央（日本） 198.22点／入賞 8 鈴木 明子（日本） 186.32点／入賞 12 村上 佳菜子 ：170.98点（12位） フリーのみ フリー 3 浅田 真央 142.71点 合計：198.22点（6位）／入賞 8 鈴木 明子 125.35点 合計：186.32点（8位）／入賞 12 村上 佳菜子 115.38点 合計：170.98点（12位） ２２年前のアルベールビル五輪のことを記憶している人は少ないだろうか？ 伊藤みどり選手がこのとおりだった。SPで（当時はOP)失敗。国民から 相当言われ望んだフリーも失敗の３アクセル、しかし最後に決めた３アクセル。 真央選手も過剰な期待を寄せられ、さぞかし苦しかったでしょう。昨日は私は 辛かった。でも徹夜してよかった。複合団体も、小野塚さんも、カナコ、真央、 あっこも 見られた。 真央選手はちょっと違う、真央さんは３アクセルだけでなく「すべての演技を完璧に流 れの中でこなす、３-３を入れる。３Aも入れる、ルッツも入れる。」ことを目標としていた。みどりさんが ３アクセルにこだわったように、真央さんは「流れの中でこれぞスケーターだ」「フィギュアは突き詰めたら一つ の作品だ」を目指していた。それが今度のフリーで出来た。 「一つの芸術」「すべてのエレメンツがお手本になる」 これが真央さん、佐藤コーチの目指していたものだって。 回の浅田真央選手は２２年前のアルベールビルの伊藤みどり選手とダブる。 ちなみにある方がコミュに書いたものを引用させていただくと １９９２年の伊藤みどりのジャンプ構成 3Lz-3T（まさかの回転不足で2Lz-3T） 3A-2T（3Aで転倒） 3F 3Lo 3Lz→3A（これが奇跡といわれる、伝説の３A) 3S 2A これがアルベールビルの構成。 ちなみに１９８８年カルガリーのフリー構成（こっちは３Aなくても凄い） ３Lz ３F ２A+ハーフループ+３S 今はこれは連続ジャンプになります。 ２Lo (ステップから入り手を下に） ３Lo ３T+３T ２Lo（手を上に） ３S ２A （野口美恵 伊藤みどり トリプルアクセルの先へ 主婦の友社より引用） なお浅田真央は 3A 3A 8.50 0.43 8.93 3F+3Lo 3F+3Lo< 8.90 0.00 8.90 3Lz 3Lz 6.00 -0.60 5.40 CCoSp CCoSp4 3.50 0.57 4.07 FCSp FCSp4 3.20 0.36 3.56 2A+3T 2A+3T< 6.82 0.14 6.96 3S 3S 4.62 0.40 5.02 3F+2Lo+2Lo 3F+2Lo+2Lo 9.79 0.80 10.59 3Lo 3Lo 5.61 0.70 6.31 FCCoSp FCCoSp4 3.50 0.79 4.29 StSq StSq4 3.90 1.60 5.50 ChSq ChSq1 2.00 1.50 3.50 Total 66.34 73.03 今回のソチ五輪は浅田真央選手はまさに「２２年前の伊藤みどり状態」だったのではないだ ろうか？高梨沙羅、羽生結弦という選手が金メダル候補といわれても国民が一番注目してた のは浅田真央だったのではないだろうか？ ２２年前、アルベールビル五輪。伊藤みどりはこの状態だった。当時、「絶対の金メダル候補 は伊藤みどり」とマスコミに書かれて相当な重圧を受けていたみどり。 しかし、みどり１人の注目が集まる中、どんどんと皆がメダルを取ってくれた。合計７つ 金 ノルディック複合団体 （荻原健司 三ヶ田 河野） 銀 伊藤みどり（女子フィギュアスケート）・・・結局は銀を取れた 黒岩敏幸（男子５００スピードスケート） 銅 宮部行範（男子１０００スピードスケート） 井上純一（男子５００スピードスケート） 橋本聖子（女子１５００ スピードスケート） ショートトラック男子５０００リレー 合計７つ 今回ソチ 金 男子フィギュアスケート 羽生結弦 銀 ノルディック複合個人ＮＨ 渡部暁斗 男子ジャンプＬＨ個人 葛西紀明 女子スノーボードパラレル大回転 竹内智香 男子スノーボード ハーフパイプ 平野歩夢 銅 男子ジャンプ団体（清水 竹内 伊東 葛西） 女子フリースタイル女子 ハーフパイプ 小野塚彩那 男子スノーボード ハーフパイプ 平岡卓 海外で開かれる五輪では最多の８つ。まだ競技はおわっていない。 長野に継ぐ成績である。 こういう結果となる。まだ競技は終わっていない、まだまだある。 だがあの時も伊藤みどりにマスコミの注目は集まっていた。みどりがＳＰ（ＯＰと当時言 われた）に失敗したことも。またみどりがフリーでラフマニノフのＰコン３番と２番の３楽 章を使ったことも。ＳＰで失敗、フリーで伝説の「２回目で３Ａ成功を決めた」ことも。 浅田真央はＳＰで失敗。フリーで伝説的な演技をして６位に食い込んだことも。
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