【幼児疾患 包茎】
男の子の場合生まれてから幼年期まではほとんど全部包茎です。しかし必ずしも真性
包茎ではありません。包茎とは陰茎の先の亀頭に包皮がかぶさったままで亀頭が外に
出てない状態です。
幼児の包皮を反転して亀頭が完全に露出できれば仮性包茎であり、包皮口が狭いため
に露出できなければ真性包茎です。ただ新生児では真性でも段段と大きくなるにつれ
て仮性包茎の割合も増えてきます。
大体１５−１８歳くらいで包皮が自然とむけて亀頭が常に露出するようになりますが、
それでも４人に１人は仮性包茎であることと、そして真性包茎でない場合は普通に一
生過ごせますし、生殖などにも関係ないとされています。
包皮口が広くても包皮と亀頭が癒着しているために完全に露出できないものは仮性包
茎です。
なお、参考に・・・つまり大きくなるにつれて包茎、つまり先端から尿道口が見えな
いほどの包茎は１ー３カ月の赤ちゃんで９０％程度．１歳で６０％程度，３歳で３０
％程度．です。
手で亀頭が露出できるものは１- ３カ月で３％，３歳で３５％，というように変わり
ます。自然にですね。それとともに、だんだんめくれるようになりうるのです。
外見は包茎でも、めくれる包茎（つまり仮性）も（これは周りの組織の上皮化により
ますが）多くなってきます。乳幼児期の包茎はよくあることで大部分は小学校卒業ま
でに自然に治っていくことです。
まず段段と仮性包茎の割合が増えること、それから普通のおちんちんになります。今
気をつけることは無理しないことと、幼少時は尿道孔が出てることを確認したらまず
安心され、次第に普通に大人のおちんちんになると期待していいのではないでしょう
か。
それと亀頭と包皮ですが「無理ない程度に洗う、けして皮を急にめくるようには洗わ
ない」ことでしょうか（このあたり男親の出番でしょう）ただ最近の雑誌でかなり過
激に皮をめくり中を洗うように書いていますが、皮は自然にこうやってめくれること
が多いことと、めくれるくらいまででとめておき、そこで恥垢を洗うくらいでいいで
しょう。そしてまして幼児の皮はそれほどめくれないこともあることを書いておきま
す。
ただ最近の雑誌でかなり皮をめくり中を洗うように書いていますが、あまり無理しな
いでください。皮は大きくなるにつれ、自然にこうやってめくれることが多いことと、
お風呂でも軽くめくれるくらいまででとめておき、そこで恥垢を洗うくらいでいいで
しょう。いや、洗うつもりくらいでいいのです。
しかし数は少ないですが、幼少時でも包皮の口が小さく反転できないもの（真性包茎）
では皮を反転させることができず、皮の内側にあかがたまっても洗うことができず、
極端に小さい場合はおしっこの出が悪くなったり、おしっこがまっすぐ飛ばなかった
りすることもあります。そのときは幼少時でも相談してはいかがでしょうか。
包皮が短すぎるとその中に陰茎が埋まったようになり少年期になってから勃起のとき
に痛むことがあり以下のようになります。
特に少年期になってから手術も考えられる場合がありますし、これは泌尿器科でしょ
う。
真性包茎の大人、あるいは少年の場合、またはかろうじて包皮がむけるが陰茎が勃起
すると痛みを伴う少年や成年は手術の対象になります。ただ幼少時からいきなり真性
包茎だからと手術は少ないようです。
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