トップページへ戻る【新生児上顎洞炎】 小児で鼻疾患で、発熱、それも長く続くものには例えば新生児(初生児)上顎洞炎と いうのがありますが、これは生後3カ月くらいまでの新生児もしくは乳児には あります。 副鼻腔の上顎骨壁が生後3カ月には厚く血管にとんでいるので歯胚芽炎症、 全身の感染症、口腔や鼻外傷、感染の血行転移、あるいは鼻からの感染転移などから容 易に上顎の骨の骨髄炎を起こす疾患は確かにあります。 これも突然39-40度の高熱と頬部腫脹、結膜の浮腫眼球突出と鼻水、鼻詰まりと 全身状態の悪化もあります。まだ小さいという特徴があります。 特に耳鼻科で特に新生児で注意しないといけない高熱をきたす疾患としては、 これくらいでしょうか。 (この場合は特徴的な頬部腫脹とか眼球突出などあります) これは治療は手術的に上顎洞開放です。 顔を見るとあきらかに頬の腫脹などで解ることが多い、しかし今は稀な疾患です。