トップページに戻る【エッセイ】医者として思う・・疲れた人に 人は強くなれ、強くなれという・・でも私は 強くなりたくはない。 ましてひとに「強くなれ」というような、 私はそんな医者にはなりたくない。 あまり強くなることに執着しすぎると周りが見えなくなる。 強い人に焦がれすぎるとしすぎると、周りの強くなれない人を忘れてしまう。 健康すぎると弱ってる人を忘れてしまう。 健康が一番、健康が一番、と弱ってる人に言う・・でも。 私はそんな医者にはなりたくない。 健康でなくても、少し弱っててもいいんだよと・・・・・とそっとこころのなかでささやく医者になりたい。 疲れたら人に「がんばれ、強くなれ」といってた自分を反省できる。 疲れたら、自分を振り返られる。 疲れたら弱い自分を休ませてあげれる。そして人の疲れも理解できる。 疲れたり弱くなるのもあながち悪いことではない・・とそっとこころのなかでささやく医者になりたい。 疲れてもいいんだよと心から微笑むことが出来る医者になりたい。 心やからだが病むことはいけないことという。 私はそんな医者にはなりたくない。 病気にならない体力や精神力が必要という。 私はそんな医者にはなりたくない。 でも私はなってしまった病気にはとやかく言わない。・・とそっとこころのなかでささやく医者になりたい。 病気もあながち悪いものでない。と自分で考えることがある。 病気の人の気持ちも考えられるから。・・とそっとこころのなかでささやく医者になりたい。 心や体が疲れることもあながち悪いことではないかもしれない・・・・・とそっとこころのなかでささやく医者になりたい。 そして「思いがけぬ穴」と思う人に心から「大丈夫」といえる微笑みを返してあげたい。
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