【エッセイ】過去から得る幸せ
幸せって何だろう？
結局幸せを探すということは
自分の中に「幸せを感じる感受性とか能力とか、想像力とか」を
作り出す作業から来るものでないかと思った。
自分で作るものだ、しかしそれはつねに「誤解」とか「不完全さ」とか
「ある程度のいい加減さ」で。別の言葉でいうと「居直り」でもいいのだ。
しかし、その想像力とか感受性って、以外と「不幸せでにっちもさっちもいかない現実や 過去」から、
くみ上げることが多いのではないだろうか？
私は「他の人を」「完全に」幸せにすることはできないだろう。
「完全に」・・は出来ない。それは思い上がりだというものだ。
かといって何もしないわけでない。
少なくとも私の人生や経験や苦しい過去、絶望からの経路とか、そこから得た想像力を駆使して
「目の前にいる」「心が倒れかけている人」に「私ができること」を不完全でも
「何か私に出来そうなことを一生懸命にする」ことだけしかできないのだ。感謝されることなど考えずに。
私のしていることは常に不完全でるがそれでも「させてください」・・と思う。
だから私には「今の私の想像力や感受性を高めてくれる辛い過去や経験」が
必要だと解った。
となると不幸とか辛さもあながち悪いものでもなさそうだ。自分や他の人への
「不完全だけど」「こうすれば幸せを感じるんじゃないかな？」への想像力へ、感受性へ、能力へとわずかながら・・・
つながる気がするから。
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