【エッセイ 靴フリーク】
靴はあふれかえるほどあると、みんなあきれます。化粧品類はゼロなのでその分靴代
に回していますし。ノーアクセサリーですからいいだろう、バックもノーブランドだ
し。一夏はいたら潰してしまう靴です。毎年春と秋は靴を何足か捨てます。
映画、羊たちの沈黙で、クラリスにレクターが、はじめて会った時に「おまえはいい
靴を履いてない」という有名な台詞がありますが。(やはり羊たちの沈黙(監督ジョ
ナサン・デミ)はジョデイ・フォスターとA.ホプキンスの舞台劇だったと思う。あ
れは舞台劇でも出来る。)いい靴ではないです。
ただ私の靴の並べ方、靴箱も小さいけど並べ方がふるっています。もちろん重ねて並
べられる収納グッズも使っていますが、まず色分けで、段に靴を並べています。
黒の段(黒パンプス、黒ベースミュール、黒ベーススニーカーはここ。紺系もここ)
白・シルバーの段(白やシルバーミュール、白パンプス、ローファーはここ)
赤の段(赤スニーカー、赤パンプス、赤サンダルやミュールはここ)
ベージュ・茶・金系の段(この系統のパンプスやサンダル、ミュールはここ)
ピンクの段(この系統のパンプスやサンダル、ミュールはここ)
(春と夏はこれ)。
冬はまた変わります、一斉入れ替えをしますので。この5系統しかもってないし、こ
れとちょっと色が違う夏春型というとモスグリーンくらいでしょう。
普通ならスニーカー類、ミュール類、パンプス類、ローファー類と分けますがこれは
とっさに取り出せないので。
というのも靴を履くとき、何を基準にするかというと、ボトムスの色。ボトムスがベー
ジュや茶系なら靴もベージュ、茶系。たまに白をはいたりしても、やはり靴だけ別系
統色なら目立ちますので。
ボトム(パンツとかスカート)と靴の色を合わせるとことは、足を長く見せますし夏
に近くなると、できるだけミュールとかサンダルとか、スニーカーも素足。パンプス
も素足に近いストッキングではく方がきれいだと思っています。
私は足首から上には大いなるコンプレックスをもっています。足首から下は自分で一
番気にいってるところ。
膝はO脚、足は曲がってる。ふくらはぎは(水泳である程度きれいになった太ももと
違って)筋肉のつきがきれいでなく、ししゃも足というかふくらはぎの上半分のみ筋
肉がついてて、お世辞にもすらっとした足でない。
しかし足首から下の足はまず身長のわりに小さい、(163から4センチ身長で22.5か23
センチ)足の幅が狭い、そのかわり甲が高いので、パンプスとかミュールをはいたら
似合う(けど足の幅が小さいので足が前に前にずれて、高い甲でささえ、甲に靴ずれ
が起こる)。
で、先日花見に行ったけど、おしゃれに懲りすぎて、あれ、という若い可愛い女性が
いました。デニムのスカートにピンクのストッキング、それに赤と白の2色カラーの
ミュールパンプス。ピンクの薄いストッキングはバックにあわせたようですが、デニ
ムの色と違いすぎてました。全部色が分散されてます。
一番いいのはデニムスカートなら思い切って素足にもっと違うミュール、しかもああ
いう懲りすぎたパンプスでなくて、普通の一色の素朴なスニーカーを素足につけても、
でもいいのにと。
意外と、この靴気にいったから履こうとしてボトムとかけ離れたものをはいたりおしゃ
れしようと、ストッキングの色をボトムと違う色にしたりする失敗はあります。前は
靴とトップスをあわせようとか、靴とバックをあわせるとかもやってたけど難しいで
す。
靴と服を合わせる場合ならボトムスとあわせ、色が分断しないようにすること。
それと夏はミュールは素足。でないと危ないです。だからペテイキュアも使い出しました。
靴です。ベージュのスカートならベージュとか茶が無難。その間に濃いストッキングとかカラー
ストッキングはNG。素足または肌に近い薄めのストッキング。
パンツも今流行りのクロプトパンツなら、靴下とか濃いストッキングはNG.
スニーカーをはくなら、スニーカーのボリュームに負けたらNG.
クロプト、サブリナなら素足にある程度ヒール(最低4センチくらい)のあるミュールが可愛い。
ロングたけパンツなら靴は同系色。ただ同彩色でもいい。濃い黒パンツなら濃い色の
スニーカーで、足は素足もしくは素足に近いストッキングか靴下。黒パンツ、白靴下、
黒スニーカーではまた色が足元で分散。ロングたけパンツならミュールは赤などでも
可愛いが、パンツたけも考えてからバランスをあわせる。ちらっと靴を見せるだけか、
靴全体が見えるパンツたけ、かでも変わってくる。
靴はアクセントでも主役にするのは難しい。トップスと合わせるより、たとえば小物
(ベルトとかスカーフ)の分量を押えてつけ、それにあわせる。
カラーおよび網タイツ系ストッキングはあまり冒険しない方がいい。
ミュールは素足がいいですね。滑らなくていいのです。ストッキングにミュールは
危ない場合もあります。
40代になると無難であっても「おばさんシューズ」は履きたくないですね。