【きもの いきもの】長女の結婚式
そうして長女の晴れの日が近づきました。 私は何故か、黒留袖を数枚もっていますが（これは留袖で改めて書き直します） その数枚の候補の留袖を持って、そして候補の袋帯を持って、まず5月に着付けのお店に 相談に行きました。すっかり足も回復して、着物も長女の結婚式の前取りに来ていけたく らいです。 で大体は留袖につけるものも解っていました。 袋帯が問題でした。 絹の金銀が入った袋帯。骨董店やオークションでしいれたもの、Nさんにお願いして丸 洗いしたもの、お直ししてもらったもの。これらはまた長女次女に持たせる留袖に合うで しょうが・・・肝心の私の留袖、これと合う帯がまだ決まらない。 私の着る予定のお直しした留袖には、どの帯も合わない。 ちょっと華がありすぎるか地味すぎるか・・いまひとつぴんとこないのです。 結局こちらの母が持っている、本当にシックな綴れ帯の袋帯にしました。これが写真で す。 帯も決まり、留袖も決まり、最近はあまり長襦袢も何の素材かもいいません。 もちろん化繊でもOKです。 この際長女と次女と私のために礼装用の白い帯揚げや金糸銀糸の帯揚げ、も合計3組揃 えました。オークションなどなら本当に安価で「いいもの」が買えます。 もちろん長襦袢もこの際私以外での長女と次女の分を後2組揃えました。こちらも楽天 などで安価で買えます。 全部長女と次女用に使いたいからです。だからもし長女や次女（こっちは結婚してない からまだまだですが）が留袖を着なければならない場合はすぐに今日用意できます（足袋、 扇子まで揃えたので）これら3セット、、つまり私用、長女用、次女用にしたいためです。 【きもの いきもの】私と留袖に書いています。 長襦袢の襟も絹とは限りません。手作りの、一番きれいな白のゴブラン織りの棉にしま した。 ところが結婚式の当日、あっと思いました。着付けの時に、肝心のことを思い出したの です。 「あ、この着物、比翼し立てでないから、二重襟にするには伊達襟の白いのが必要だっ たのだ！」 と思いきや美容院の先生は 「もし半襟で白いのをお持ちなら、それをつかいましょう」 幸い着物関係は全部セットしていたので旦那さんにすぐに「半襟だけが入っている引き 出し」を指定して、即持ってきてもらい、白い半襟を伊達襟（付け襟）の白いものの代わ りにして事なきを終え、無事に「シックな花嫁の母」で出席できました。 すべてのかたがたに感謝します。 そして私の留袖も 「なんてシック」 「よく似合うわあ」 とほめられました。 留袖も帯も全然きらびやかでもない、だけど私の性格そのものだったかもしれない。 「融通はきかないし、無口？だし、でも実直で地味好み」 が出たのかもしれません。
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＊ しみ抜き
染み抜きは衣類を丸洗いしないでその部分だけを綺麗に除き取ることをいいます。
ただ個人ですると、どうしても絹ものなどは「生地が痛む｣とか｢色がうつる｣とかあります
ので、専門の悉皆屋さんに頼んだほうがいい場合もあります。
＊留袖は祝儀のためフォーマルきものです。黒地の黒留袖には背中心、両胸
両外袖の5箇所に日向紋を染め抜き裾に華やかな模様が描かれています。
主に既婚女性の正装とされています。