【鼓膜損傷】
鼓膜損傷について書いておきます。これの原因は、耳かきをしてる時に他人が手にあたっ
て、耳かきで鼓膜を突き破ったことからとか、平手打ちで圧外傷など様々です。痛みと
ともに聞こえが悪くなります。
鼓膜が破れた時点で早めに耳鼻科に行かれからまず再生能力に期待することが一番で
す。子供の鼓膜は程度ものですが案外と自然に復元して穴は張っていきます。
まず耳鼻科で確かめ、あらかじめ感染予防の抗生物質の服用をして、そして、鼓膜が
やぶれた後耳鼻科に通院してきちんと消毒しておいたら（もちろん耳鼻科で）その穴
の大きさによりますが、数日もしくは何ヵ月かしたら自然に治るつまり穴が閉じるも
のが多いのです。
つまり、鼓膜が破れただけでは感染は起こりません。
そして、鼓膜の穴が閉じるかどうか、二次的に起こった感染の長さと、
そして、一番大切なことは、どのくらいの耳の穴の破れがあるかですが、これは耳鼻
科医が見てみないと何ともいえません。
穴の大きさによって、また感染していないかによって再生するか（鼓膜の穴が閉じる
か）決まります。
子供は何ヵ月かの期間をおいて自然治癒する事が多いながら、穴が閉じないままでも
傷がきれいになったら、人口鼓膜をはったりして、再生能力を促すこともあります。あま
り大きな穴なら鼓膜再生手術もありますが、これも程度ものです。まず様子を何ヵ月
か見て自然治癒を待つのが一番でしょう。
それと損傷による聞こえの悪さを検査することです。これはまた傷が安定した段階で
検査をされると思います。（少なくとも損傷しなかった耳が聞こえています）意外と
損傷してる方がちょっとぼっとしてる程度で日常は普通に過ごせます。
ただまだ先生の許可なしでは水泳は禁物です。
それと合併して中耳損傷まで行ってないか、これも見てないと解りません。
鼓膜損傷だけなら、血腫が自然に消えると乾いて鼓膜が乾いて鼓膜の正常上皮の閉鎖
への方向（鼓膜の穴が閉じる）へと向かいます。自然閉鎖は個人差があります。
子供さんがよく親のまねをして綿棒とか耳かきで突き刺す事が多いのがこれです。小
さな子供さんの目の届く所に長い棒、耳かき、綿棒をおかないようにとお母さんお父
さんには、注意はいつもしています。
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