【唇の疾患 口唇の疾患】
しばしば唇が荒れたということで耳鼻科にも来ます｡
典型的なヘルペス1型はまた別個に書いておきますし､ 口角の炎症もまた別に書いて
おきますが
１、全身疾患の一症状
川崎病などがあります。ほかにも全身の熱疾患の一症状としておこる場合もあります。
水分摂取と口腔内清潔と源疾患への対応でしょう。
２、口唇ヘルペス・・・ヘルペス1型
３、炎症によるものや過敏症など
ただ唇だけが荒れてる場合、様々な感染が考えられますが（口唇の雑菌やウイルスな
ど、ヘルペス１型以外でも）日光過敏症など過敏症状態が加わることもあり、原因を
断定できないものも多いです。口唇は乾燥、紅潮、亀裂がみられ、小水泡を見ること
もあります。掻痒感、灼熱感、痛みを伴うことが多いです。
１、２と鑑別することと、対症療法がメインです。口唇の清潔、食事が可能か、ま
たビタミン剤の投与、水分摂取、そして副腎皮質ステロイド入り軟膏の塗布などです。
４、口唇浮腫
外傷に起因するものと血管神経性浮腫（クインケ浮腫）があります。
後者はクインケ浮腫として治療、前者は抗生物質入りの軟膏塗布や、抗生物質の内服
などです。
４は特に前者でも数日で回復が多いようです。
唇は耳鼻科と皮膚科の両方にまたがります。
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