エッセイ集 おしゃれの歴史その２ 2002年春から【エッセイ 40代からのおしゃれ 2002年春 純白の流行と私の白と】 今長女を大学に送り出すため、ごたごたしてる。まだ3月に入ってあまり買い物に いかず、ひたすらボヘミアンベルト（編みベルト）作りに没頭してる。 しかし、流行はしっかりチェックしてるが。流行について考えてみる。 白、純白、ピュア白というらしいが光る白、これが今年の色という。雑誌には白、 白、白と爆発してる。 どの雑誌も昨年冬の黒はどこへというくらい白、白、白、しかも純白である。 つまりクールな白。 これが私には似合わない。白は一杯もってるし、ベージュの薄いものとかエクリュ （生成り色）、オフホワイトを入れたら、まず私のワードロープの中心であるが・・ ・純白、光の白、いわば白衣の白だけは似合わない。光で顔が死んでしまう。しかも 純白というのは案外とあわせにくいのだ。特に春流行した、純白のフリルつきブラウスは 顔が完全に黄色く見えてしまう。少なくとも純白を首周りにもっていくのは私には 似合わない。 でも顔うつり以外、どうしても着るのに躊躇するのは、純白が医師の白衣の色であ ること。短コートはもろケーシー白衣を思い出すし、長い純白の白いコートはまった く白衣そのものである。仕事を思い出してしまう。 1度試着した純白のスーツ、あれ、どこかで見たことある、あ、そうか白衣の色じゃ ないか、と仕事を想像してしまった。純白コートもしかり。仕事を思い出すし、純白 は顔が死ぬので却下。買わなかった。 正しくはこの春の流行ではないけど、私はオフホワイトとかエクリュが1番似会う 色である。私の白というのは正確にはオフホワイトとかエクリュのようである。今年 の流行色とはちょっと違う。 白は結構持ってる。ボトム（パンツ、スカート）は純白もオフホワイトもエクリュ も沢山ある。 ブラウスも純白もエクリュもある。ニットインナーは首周りに近いのでオフホワイ トが多い。 問題はスーツやジャケット、オーバー。純白はもってるが・・・実はあまり愛用し てない。愛用ものは、もっぱらオフホワイトとか、エクリュ白が多い。後、春は薄い 淡い黄色系ベージュが多い。 実は白には沢山種類がある。この白と白をあわせるというのは本当に微妙である。 白と白をインナーとアウターであわせたとしたら、微妙な色と素材のちがいが出る。 いわゆる白と白とのケンカを作ってしまう。（例えばインナーにややオフ白ブラウス、 アウターに純白ジャケットでは変。完全に同じ素材でないとなんだか変・・・・） だからインナーは白系でも、あきらかに純白アウターのジャケットと違う、などに した方が白が引き立つ。白アウター（ジャケット）インナー白は本当に気をつけたほ うがいい。首元で素材の違う白と白がケンカしたら台無しである。 一応今手持ちの白以外、白で目立って、しかも安いものを買い揃えているが（白は 汚れるから1年かせいぜい２、3年ものになるだろう）結局はよく見ると、どうしても オフホワイト系になってしまう。靴とか、ニットとかバックとか、軽いスプリングコー トも買ったが、あら、またオフホワイト・・・ 純白は製作してる紐ベルトくらい。 だからこの春は流行の純白ジャケットはやめて、白をどこかに入れるようにしよう かと思ってる。純白ジャケットは欲しいが・・・今年だけの流行におわりそうな気が する。結局オフホワイトで我慢我慢。 １、でも純白を着る場合 アウターを明るいローズなどにして、インナーニットやブラウスに白を多めに入れ る。 トップスに単独で純白を着る時、タンクトップとか、ボタンダウンシャツでも第一ボタンを 必ずあけるとか、首の下の肌を見せる、首周りのあいてるものを着る。 つまり首の下5-10センチの肌の色を利用するのだ。そしてフリルは必ず下向き、上向きの 顔の方に向くフリルだと顔うつりが悪くなる。 ボトムを白にするとか。ボトムを純白にしたら私でも案外似会うようである。 小物、ベルト（純白ベルトはボヘミアンベルトとして作っている）と靴を白で統一 するとか。 そうやって白を入れたい。 ２、自分の白を入れる。 別に無理に純白でなくてもいい。 オフホワイトには合わせる色も、春らしく、明るいベージュとかエッグイエローと か、暖かい淡い色がいい気がする。 流行の純白じゃなくて、オフホワイト、エクリュで暖かく柔らかく、そしてややく すんだ明るめ色、ピンクでなくてローズ、オレンジでなくてイエロー・・それで、暖 かく・・・それが2002年の私ブームである。 純白には黒とかこげ茶、くっきりした色が似会う。オレンジとか黒とか、こげ茶な ど。オフホワイトにはふわっとした色が似会いそうだ。この見極めも必要。 黒とかこげ茶を使う時も一回色合わせをして、暗くならないかも大切。 流行は全面的に取り入れるのは無理がある。しかし知っておくことは大切。 １）、流行白が純白ということを知っておいて、白が流行るなら「自分にあった白」「 自分に似会う白」を使うこと。「私流白ならオフホワイトか黄色めベージュの薄い色 かエクリュ」である。（なお長女なら純白かグレー系ベージュか水色かかった白にな る。） ２）、しかも「白と白がけんかしないようなコーデイネート」 ３）、「私色の白」オフホワイトに、あわせる色は原色とかくっきりした色もいいけど 後一ひねり。春らしく合わせる明るめのベージュを使う。あるいは明るいが柔らかめ の綺麗色を使う。（これが純白なら原色に近い色がいいだろうが・・・） ４〕純白を着る時は工夫する。 そういったちょっとした工夫が必要であろう。でも結局オフホワイトと純白を分けてベーシックカラーに入れたのだ。
2002年秋 エッセイ おしゃれの歴史 今年春から秋、冬にかけて 新しいベーシックカラー
にかいている。純白はクールカラーだから。
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