【エッセイ 2001年秋 いつまでたっても女の子その１。柔らかいものがほしい】
嫌なニュースが続いている。テロの話、その前の歌舞伎町の話。今週の週刊誌もすべ
てそうだろう。そして一発触発かもしれない戦争へ。
柔らかい話、優しい話、ふわっとした話・・話でなくていい。それを味わいたい。触
感と視覚、という感覚につい襲われる。
話は変わる、今年のファッションの特徴はフェミニンアンドマスキュリンということ
で、フェミニンなレースとかフレアとかに、堅いレザーなどを組み合わせるというこ
とだ。キャリアウーマンといわれながら、仕事のために着たばりばりのスーツを着な
がら、ふと柔らかいものに触れたい人たちの願望かも知れない。
昔のキャリアウーマンといえば清少納言や紫式部だったと思うがどっちかというと今
ならアルマーニなどのスーツを着てばりばりやってるイメージが強いのは清少納言だ
と思う。しかし彼女はエッセイ集（でいいだろう）枕草子で『美しきもの、瓜にかき
たる稚児の顔』当時の美しきとは今ならかわいい、愛らしいということであるが、清
少納言もかわいいものが好きだったのだろう。
今は大体純ファッション雑誌は20代から30代を中心が多いし一応目を通しているが
１ ３０代前半専業主婦、子供は幼稚園でお母さんもおしゃれがしたい。カジュアル
だけどおしゃれと言われたい「ママ」といわれる層。
２、２０代後半から３０代前半働く女性。やはり仕事はきちんと、おしゃれもきちん
との「キャリアウーマン」といわれる層。
３、２０代前半のお嬢さんたち。お金が実は一番あるのではないかといういわゆる「
流行をおいかけるギャル」層。
で、私は一応１カ月一通りどれも立ち読みしたり買ったりするが・・・今まではおしゃ
れをする間がなく、自己流でやってきて１年前くらいからそろそろ 考え出した。し
かしはじめは１だった（代表はマフィンとかだが、あるいはぐっと値がはりそうなＶ
ＥＲＹもここに入るかも知れない）しかしもう雑誌が若すぎる。
３は参考程度（やはり３には今年の流行が詰まっているから）
２はそろそろ実践してるが、しかし数カ月して肩がこり出した。ドマーニとかグラティ
アなどの層である.
きちんとといってもアルマーニどころか１枚1000円くらいのシャツをかっこよく着る
くらいを目標としてた
かわいいものもほしい。
９月１５日１６日の連休で反動が出た。
ふわっとしたフェイクファーを買ってきて（昨年はこれで何枚もマフラーとかつけ襟
を作った）かわいいボンボンアクセサリーを作った。それを使うと今が旬の流行に
なる。一見長靴風ブーツ靴だって立派にリフォーム可能。
例えば昔風、トウが丸い、一見雨靴風のベージュの、今年は流行遅れと思うブーツに
黒を1個ずつためしにつけてみたら、雨靴風ブーツが生き返って、まさに旬の 可愛いブーツと
なった。そして、古いノースリーブツイードのワンピースの裾にこれを
作ってつけたらすっかり旬となっている。不思議なアイテムですぐ作れるから、
今年限りの流行としても期待できそうである。
とうとう１５日は１日かかりで
ニットベロアで（生地で1800円くらい)ふわっとした黒のロングスカートを作った。
このロングスカートの話は別にしたいが、立派なフォーマルになっている。
エッセイ 40代、ちょっとした改まった席やフォーマルに何を着るか
エッセイ、学校行事、結婚式などと、フォーマルウエア
の黒スカートである。
かわいいもの、 暖かいもの柔らかいものを作りたいことは、
まだ４０過ぎても「女の子らしい」つまり「女らしい」でなく「女の子らしい」
何かを求めるからであろうか。後日談は５７、エッセイ 2001年秋 いつまでたっても女の子
突然作りたくなる発作。黒のスカートとファーボンボン後日談へ
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