【γ-GTP】
γ−glutamyltranspeptitaseは（ガンマグルタミルトランスペプチターゼ）の略で
す。普通の健康診断の肝臓機能検査なとでは必ず施行します。血液の検査です。
ちなみに平均は検査方法にもよりますが
正常は、平均男子で6-80IU/ｌ
女子で5-18IU/ｌ。
私は耳鼻科なので詳しくは内科の肝臓の先生にお話を伺うとして、
これが何か？血液の肝臓機能検査で上昇した時の予備知識的なことを書いておきます。
glutathioneや他のγ−glutamylpeptideから、γ-glutamyl基をアミノ酸、ぺプチ
ドなどの受容体に転移する酵素です。
臨床的に、血中のγ-GTP上昇は必ずしもアルコールの影響だけでなく、肝臓疾患と
胆嚢疾患などあります。
例えば胆嚢系疾患とか胆汁うっ滞などでも高値になります。また慢性活動性肝臓疾患
でも高くなります。肝臓疾患では大抵高値になりますがやはりいろいろ数値で変わり
ます。
例をあげると、肝臓障害ではほとんど上昇しますが
特に閉塞性黄疸（胆嚢系疾患）肝臓ガン、アルコール性肝臓障害慢性活動性肝疾患、
慢性肝炎など様様な肝臓疾患で見られ、薬の影響などでもあります。
これも他の肝機能の値を比較してみたり、診察や検査などでどういう疾患を決めま
す。いろいろな疾患があるので後の肝機能検査一般の値も実は健康診断の結果も参考
にします。
たとえばこのγ-GTPのみが特別高い場合は原発性胆汁性肝硬変と、アルコール性肝
疾患などです。
後胆汁系疾患で、胆汁うっ滞の為にあがることが多い酵素です。。
つまり、γ-GTPは、胆道系への排泄障害による血中への移行と、慢性活動性病変に
よる障害肝組織による生成亢進で上昇する血液中の酵素です。
やはり早期に内科に受診することと、後もし，薬を飲んでいたら、それも持参ください。
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