【喉頭結核】
珍しい疾患でありながら結核にあるように、
１，この喉頭結核からの喀痰で、結核菌陽性なら周囲に感染することもある。
発見したら、そこからの他者への感染を防がなくてはいけない。
２，声帯が独特の所見を呈するので、見た時におかしいと感じたり、あるいは
声帯の腫瘍と鑑別が必要である。
○これはほとんど肺結核からの続発症で肺結核の喀痰からの気道内感染。
稀に血行性やリンパ性もあるとは言われている。
○病状によって、浸潤、潰瘍、軟骨膜炎、結核腫に分けられる。
症状は
嗄声、咳（この中に結核菌陽性の痰を出すと、そこから飛沫感染となることもある）
喉頭違和感、嚥下痛、局所痛
一番顕著なのは視診で、
一側性（初期は一側性がほとんど）声帯炎。淡紅色。灰色、黄色などの限局性肥厚。
潰瘍形成あり。（潰瘍は比較的浅い）軟骨膜炎までいくと発赤著名。
○診断はまず頭にまだ結核は残っている疾患と意識することで、血沈や血液検査や
胸部レントゲン、内科への紹介、その内科での結核の診断を待つ。治療は内科の結核に準じる。
確定は生検で組織検査。
治療は内科の結核の治療に準じてすみやかに内科呼吸器科に紹介して治療です。
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