汚れがひどい場合などに、着物の縫い目を一度すべてほどいて洗濯して、
汚れを水で洗って、板に張り付けてしわを伸ばして乾かし、
その後反物の状態に縫い合わせ、また元の形に縫い直す、という作業。
その際、仕立て直すのでサイズの変更もお願いできる。
2010年骨董店との出会い 2010年春で買った着物を丸洗いしたい・・・ この帯や結城紬は、綿の伊予絣のようにざぶざぶは洗えません。せっかくいいものだから、 この結城紬と帯はまずは「ハレ」用においておこう。 骨董市で仕付け糸付きといえど汚れてはいるのでは。保存するなら保存するなりにまずは 丸洗いを頼もうと、またまたインターネットで結城紬と帯２本の丸洗いを捜索しました。 でも前の丸洗いの店が見当たりません。まず一番は安価であることでしたが、 そこでＮさんのお店をインターネットで見つけたのです。その破格の丸洗い、確かサービ ス期間中で帯は２０００円で、着物は袷で３０００円で洗ってくれるというのです。そこ に頼もうと思いました。おそるおそる電話で聞くと、まずは送ってください、それから 見積もりします。と前の店になかった返事でした。 私は段ボールに入れて、ネットでも有名な送料の安価な方法、ヤフー箱ブーン(今はあり ません)で送りました。 しばらくしてＮさんから電話で 「いい着物と保存のいい帯ですから丸洗いと送料こみで、サービス期間中なんで、７７０ ０円です。ただうちは全国から丸洗いや、直しの相談を引き受けているので時間がかかり ますが」 という丁寧な見積もりの電話でした。 こちらでは袷など店によったら１枚で７０００円くらい丸洗いでかかるところもあります。 そうして１ヶ月もたたないうちに、見事に、たとう紙で大事につつまれ、仕付け糸で万 全に保存された結城紬と帯２本が帰ってきました。 思えばこれからＮさん、そして骨董店とのお付き合いがはじまったのです。２０１０年 ３月、５０歳から５１歳になろうとしていた頃でした。 骨董店の優しいおばちゃん、そしてＮさんという確実で誠実な悉皆屋さんとのお付き合 いから、新しい着物道が始まりました。
これがはじめての骨董市で買った着物(伊予絣と結城紬と、袋帯と、名古屋帯です。懐かしい写真です。これはそれから Ｎさんの店に送られました。【きもの いきもの】私と結城紬へ