トップページへ戻る【クラゲによる刺傷、 もしくは海水浴性皮膚炎】 これは2つの疾患を書いておきます。 1 クラゲによるもの クラゲ螫症 これはJERRYFISH DERMATITISと言われています。 始め激痛があります。 点状、 紅状の紅斑とじんま疹様皮疹を来し、 時に 皮下出血、 壊死を伴うこともあります。全身状態として発熱、悪心 ショックを来すことがあり、皮膚科疾患になります。 アンドンクラゲ、カツオノエボシ、シロカヤによります。クラゲには刺胞が ありこれが皮膚に付くと続くので、まずそこをあらいながし、タンニン酸 アルコールを塗布しますが、もし洗い流せない場合とか皮膚症状がひどい 場合は皮膚科受診がいいでしょう。 ２ 海水浴性皮膚炎 これは地域差があり、日本ではかつて湘南、（しかも土用波） マイアミとかハワイでも起こります。 水着に被われた所（腰や臀部）に掻痒の強い小丘疹を来します。コメツキダニ の幼虫のゾエアの刺傷によります、すぐに水着を脱ぐ、そして皮膚を水であらい 抗ヒスタミン剤やステロイド軟膏を塗ります。 以上海水浴で気をつける刺傷です。