【めまい 片頭痛関連性めまい】
このホームページにも偏頭痛と書いていますが最近では『片頭痛』と統一される
傾向にあります。頭痛のページも書き換えておくことにします。
めまい一般の一つです。
片頭痛関連性めまいとは最近のトピックスでめまいと片頭痛の２つが症状と
してあらわれる例をいいます。前庭領域に原因を発する回転性もしくは頭位性
めまいで「片頭痛の症状」のひとつとされています。
意外と多くメマイ専門外来の６から８パーセントを占める傾向も示唆されてい
ます。
確定としては「下記の4つの症状をすべて満たすめまい」を言う。
１ 中等度から重度で反復性発作性の前庭性めまい
２ 国際頭痛学会（ＩＨＳ）基準に合致する片頭痛症候
３ めまい発作中の片頭痛症状（たとえば頭痛、羞明、音恐怖症、閃輝暗点
その他前駆症状）
４ 他のめまいの原因が除外されていること。
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頭痛とめまいは必ずしも同時に発現するわけでないため、それが片頭痛関連性
めまいなのか。頭痛とめまいが同時に発現しただけなのかを区別するのは困難
です。
しかしめまいと同時に光と音に過敏になり典型的な片頭痛随伴症状をともなって
いれば確実な診断も可能です。
鑑別診断として片頭痛の前兆の特殊型である脳底型片頭痛と鑑別する必要があり
ます。こちらの片頭痛は回転性めまいとして出現することもあるからです。
しかし片頭痛関連性めまいと異なり、脳底型片頭痛は典型片頭痛の前兆であるため
「最大でも６０分以上持続することはない、また脳底型片頭痛はめまいの外に、
複視、運動失調、四肢マヒなどの脳幹症状が随伴し、また頭位の変化でめまいが
増強」します。このあたり脳神経外科のガイドラインの範囲になります。
まだ詳しく研究されていませんが、片頭痛関連性めまいで、「下記の4つの症状を
すべて満たすめまい」 なら３０分以内に発作が治まり（頭痛とめまい）
投薬が不必要な場合もあれば、めまいの薬あるいはエルゴタミンなどの
頭痛薬を与える必要性があります。
まだ詳しい研究は今からながら、めまいの時に頭痛が激しくなかったか、これも
大切であり、この場合めまいの予防として投薬なども研究段階となっています。
まだ研究段階ながらトピックスとして書いておきます。
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