【エッセイ 2001年冬 40代からのおしゃれ 帽子をかぶる】
帽子は好きで、冬用でも20以上持ってる。ただ無地ばかりだ。あまり高いものはな
い。
小顔なので、帽子が似合うといわれるのは嬉しい。
今は明るい色の帽子をかぶってると似合うといわれる。
40代の今、どちらかというとクロッシェ型よりベレー型、またスキー帽のように丸
いニット型が似合うようである。
しかし一般に帽子は目立つ。目立たないようで目立つ。
この地方のご年配の女性も男性も帽子好きである。寒いということもあるが。町を
歩いていても冬かなりの女性男性が帽子を好みにカジュアルにかぶってる。ご年配の
方が、ダウンコートに、ウール帽子などをちょこんとかぶり自転車で走り回っている
のを見ると師走と思う。
また年配の男性も素敵な帽子をかぶっている。
私も帽子好きだが、帽子はコートなどアウターの一色と考えている。アクセサリー
とは考えていない。
ところで帽子は結構目立つのである。若い人ならそれはそれで可愛い。アニマルプ
リントのパンツに、グレーフリースのジャケットを着て、白ニット柄帽子をかぶって
も可愛い。
しかし40代になって、下、首から下を考えずにかぶると、やはりおかしい。若作り
とみられてしまう。
40代になってから帽子をかぶるときじっくり考えるようになった。というのも30代
の時にかぶって十分似合ってたクロッシェ型の黒や茶系帽子が、重い、あるいは顔を
陰気に見せると感じるようになったからである。あんなにあってたのに今そのままか
ぶるとふけて見える。年齢を感じた。
まず自分にあう形を探すことだ。一旦だいたいこういう傾向が似合うと解ればいい。
私はクロッシェ風のつばがあるより、長女たちに見てもらって、同じ色でもつばがな
い方、ニットとかベレーが似合うと解った。またクロッシェも、3,4年前のように深
くかぶらずえを前にあげてかぶる方がいいと解った。
色は、前は無難と思って黒ばかり買っていたが意外と重たい。明るいベージュとか
赤や白が顔がよく生えると解った。
帽子もかぶってみて、やはり人に見てもらって、クロッシェ型かベレー型とか、と
かどういう色が似合うか、どういうかぶり方が似合うかは調べた方がいい。
でも服にどうやって帽子を合わせたら「なじむ帽子」になるだろうか。
私は40代になって帽子をポイントにせず、コーデイネートになじませる方針になっ
ている。（秋と冬はである。夏春は白で明るさを造るから別）
前にとあるリサイクルショップで、キャメルのベレーを買ったが、意外と難しい。
凄く好きなのであるが。・・・・キャメルなら下のコートをキャメルにしたらという
ことになる・・・が、もっと薄いベージュとか、もっと濃いブラウンやキャメルのコー
トを着て、このベレーをかぶってみて解った。
同系色でも微妙に違うと色と色がけんかしてしまう。もしそうするならコートは帽
子より「薄い同系色」で、ロングで、一色にしたほうがいい。
「コートが帽子より濃い色」（つまり帽子が薄い場合）なら帽子が妙に派手に目立っ
てしまう。（これが春や夏なら違うが）
帽子は体積以上にインパクトをもつものである。
その１、帽子の色が無地なら、首から下はできるだけ帽子の色と同系で帽子より薄
め、しかも一色に統一して、しかも帽子の色と同系色。あるいは同系色で2色まで。
また帽子のすぐ下のコートなどのアウターや大型ストールは「必ず」薄く。帽子とけ
んかしない方がいい。
私はまず例のキャメルの帽子を、同系色のベージュとあわせてみた。これが一番あ
う。
難しい紫の帽子も、下のストールなどを薄い藤色にしたら決まる。
全部下は黒という手もあるが、 ただこれなら、確かにそういうかぶり方はおかし
くないし、インパクトもあるが帽子が歩いているように見えないこともない。
しかしこれもなかなか大変である。となると・・
その２の方法として、私は最近、帽子なら、首の回りに、小さな色おそろいをつくる
ことにしてる。例えばこのキャメルベレーをかぶる時はキャメルが入ったストール（
けしてキャメル色のストールではなくてベースは黒とグリーンで唐草模様）、あるい
はキャメルの色が入ったチェックマフラーをしている。それが一番安全であるから。
そうすると下は白ニットセーターでも、１の黒でもおかしくない。帽子だけが歩いて
いるようには見えないから不思議である。
マフラーとストールなどと帽子を組み合す、そのチェック、あるいは模様を作る一
色を帽子の色と合わせることがいいようだ。（だいたい帽子は無地なので首回りを柄
物にする）
だから私は帽子に関しては冬は無地、チェックマフラーのおそろいを造っている。
帽子も一応は、ワードロープに色別に整理してる。
先日連れ合いが、もういらないからと2枚男性ものの圧縮ウールのマフラーをくれ
た。これが役にたった。一枚が茶。一枚が、青と茶とかスグリーンと黒などの変形柄。
で、例の今年あわなくなった重い色の帽子、茶とかモスグリーンのクロッシェ型帽子
に合わせると・・・色合わせが出来た。また帽子もマフラーもよみがえった気がした。
このとき、反対にコートとかアウターを白とかベージュの明るい色にしてみたら案外
あう。こういう方法も工夫次第であるのだ。
もしコートを着るなら、そのマフラーを外に出さず隠すように巻くとエレガント、
出したらカジュアルになる。がどちらでも似合う。
でもこれなら、マフラーやストールをそういうおそろいものを使って綺麗にしよう
とすると、冬はスカートもインもこの場合黒。コートも黒っぽく。できたら黒ブーツ
で。
40代で目立つ色や形の帽子の時は下、つまり首から下にちらっと（本当にチラッと
だけ）同色があって、後、ベーシックカラー一色（もちろん帽子の色とけんかしない
色で）にするのが綺麗だなと冬の帽子では思う。
（春や夏は白という帽子の色で雰囲気を作るので、ちょっと違うけど）
前は赤のベレー、（20年愛用してる）これは何でも合った。白のコートでも、ベー
ジュのニットでも。しかし今は、首から下にいろいろな色をもってくると子供っぽく
なりすぎる。この赤のベレーを付けるときは、赤のマフラー（同じ色はないので、上
のようにチェックの一色が帽子の赤とシンクロするような赤系マフラー）をあわせ、
後なるべく無彩色のグレーとか黒だけに下を統一してる。マフラーをチェックにして
エッセイ 2001初冬 40代のおしゃれ チェックの合わせ方で応用してもいい。
帽子は、私は帽子のみ目だたせるというより、まずコーデイネートにあわせるほう
である。同時に顔を明るくさせる道具に使うことが多い。
エッセイ 2001年冬 40代からのおしゃれ 帽子テクニックその２に続く。
実は水泳をやってるので昼休みのぬれた髪を隠す道具だとか、あるいは癖髪なので
寝癖隠しかも知れないが。
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