【エッセイ 2002年初冬 40代からのおしゃれ 綿100パーセントも悪くない】
１、窓拭きと綿100パーセント下着布
エッセイ 2002年初冬 40代からのおしゃれ 11月からの掃除計画に書いたとおりである。
19日、20日、21日と相当頑張った。
11月21日に家中の窓拭きと網戸、サッシ、窓枠ふきなどを延々行い、肩がぱんぱんで
ある。朝5時から8時、午前中仕事をしてプールに行った後、木曜は昼から休診なので
それを利用して昼2時から6時まで休みなしに働く。それで家中のガラスと網戸を文字通り
「磨き上げた」。
何で磨いたかというと、綿100パーセントの下着。タオルで作った雑巾とか、タオルの
古いものを裂くとか、古布候補にはいろいろあるが、要するに窓拭きの最終仕上げは
「けばだってはいけない布」。
繊維が窓に残ってはいけないので「繊維が残らず、そして捨てれるもの」で、実家とか
家の古い下着、もう捨ててもいいシャツを裂いて、綿のボロ布を一杯作ってそれで最終
仕上げをした。始めは薄く洗剤を浸した布で洗うが、その後水シミが残らないように磨く。
この磨き上げに綿100パーセントの下着を裂いたものを使うのである。
タオルと違い、繊維が残らないし薄いので綿100パーセント下着の古布は
窓拭きの最終仕上げの乾拭きには欠かせない。Tシャツの裂いたものなどでもいい。要するに
綿100パーセント。柔らかく、水を含みやすいもの、けばとか繊維が残らないもの。
２、昔のジーンズと綿100パーセントデニム
そういえば最近衣服に綿と何かの混合が多くなってる。綿100パーセントはあるが。
例えばジーンズは今はほとんどポリウレタンなどが入り、ストレッチ素材となってる。
確かにストレッチは凄い発見だと思う。私の場合中学校から大学から社会人になっても
しばらくはジーンズやデニムは綿100パーセントで、伸びがなかった。
初めてストレッチ素材のジーンズを履いた時はびっくりしたものである。
ストレッチジーンズは素材が大抵がポリエステルとかポリウレタン混合の綿である。
先月、倉庫を整理して、大昔のリーバイス、ボブソンとかその他の綿100パーセントの
ジーパンを見つけた。私が高校くらいで履いてたものであるが繊維が頑丈である。
高校の時一番太っていたので今はだぶついて履けないはず。ただリーバイスのデニム
スカートは、染色してウエストをちょっと自己流で縮めてみよう。利用できそうだ。
（25年も前のもの）
一応そのジーンズを洗って思ったこと。繊維が頑丈だ。
当然100パーセント綿なのでストレッチではない。で、あれれと思ったのは、案外と股上
が短いこと。
今、普通で2股上27センチくらい、ローライズジーンズが20センチとか23センチ股上であ
るが、昔はどのジーンズも、股上が平均23センチかそれ以下である。
つまり昔は硬い繊維、綿100パーセントデニムのジーンズをウエストでなくて「腰」で
履いていたのかも知れない。
今はジーンズもコーデュロイパンツもチノパンも女性向きではストレッチ素材でないもの
を探すのが難しいのかも知れない。つまり綿100パーセントのみの。
ほとんどがポリウレタンなど「伸びる繊維」が入ったストレッチ素材デニムである。
美脚ジーンズは大流行だがあれもポリウレタンなどの混合してるストレッチ素材であるから
だろう。
３、綿100パーセントのコットントレンチコートの染色とリメイク
40代からのおしゃれ ジーンズやコットンを染めるの
染色のところでも書いたが、高校から大学にかけて、使ってたものである。
今年リフォームしたものである。（いろいろリメイク、リフォームしているがこの裾あげ
だけは業者さんに頼んだ。2000円かかった。染色は自分で行った）
これも見つけて、シミがついて無理だと思ったが、思い切って、こげ茶で染色してみたら、
きれいなカフェオレ色になった。染むらが全然ないのは私の慣れか、それとも繊維がいいの
かは解らない。繊維に何も虫食いとかそういうものもない。染むらもなくしみも見えない。
で、そのままでは長すぎて、それだけは業者さんに頼み、15センチ裾切りをしてもらって
膝丈のトレンチコートに御直ししてもらった。今年からきっちり着るつもりでいる。
（捨てなくてよかった）
これまた捨てれなかった理由は「繊維のよさ」である。シミがついたのも染色でなおり
いささか裾が長いのも2000円で業者さんに直してもらった。
もしかして染色が綺麗にできたのも昔の繊維の良さ、混じりのない綿だったから
ではないかとも思う。
４、綿100パーセントのコーデュロイパンツ購入
今やコーデュロイパンツもストレッチ化してしまってる。ローライズ、染色、脱色、
細うね、なんといってもストレッチ。そしてブーツカット。本当に多彩だ。
随分コーデュロイパンツもコーデュロイジャケットも御洒落である。昔と随分変った。
その分だけは金額もはるようになったようだが。
今月は結局リメイク、リフォームなどでそういえば全然服もバックも新品を買ってない。
（リメイクに使う服地とかフェイクボアとか３のトレンチコートなどを除く）
今年は黒のコーデュロイパンツが欲しかった。
ひとつあるが、昔の腰回りの太い、裾が細い、もんぺタイプ。今年は裾スリットを入れてリメイクしている。
しかし今ひとつ腰がだぶつく。7年も前のであるからか。腰は補正できない。
だから腰の線が出る、頑丈な黒のストレートタイプの黒のコーデュロイパンツが欲しかった。
探すと、すぐに某店で見つけた。安かった。
実はその買ったストレートパンツは原価はもっと高いけど、ローライズ、染色、脱色、細うね、
ストレッチ、ブーツカットなどの条件を「ひとつも満たしてない」
2年前くらいのものだから原価の数分の1で買えた。
綿100パーセントで黒ストレート型、ややうねが大きいし、ローライズでない。
一番ありふれた形のストレートパンツである。ストレッチも効かない。しかし試着しても結構いい
感じ。すぐに買った。これだけ11月に買った唯一のものになった。
今はジーンズもコーデュロイパンツもチノパンもストレッチ素材でないものを探すのが
難しいのかも知れない。美脚ジーンズは大流行だがあれもストレッチ素材であるからだろ
う。