【エッセイ 2001年冬 40代からのおしゃれ 不用だったものを出してみて】
リサイクルショップにもって行ったものは、ちょうど昨日の段階で2万円ちょっと
になった。何枚出しただろう。1枚100円から200円として・・・100枚から150枚、200
枚近くは洗って出したことになる。
エッセイ 2001年初冬 40代からのおしゃれ 25年間のすす払い。リサイクルショップ利用
エッセイ 2001年初冬 40代からのおしゃれ リサイクルから考えた、これからの買い方
エッセイ 2001年冬 40代からのおしゃれ 倉庫整理とリサイクルショップで
のシリーズを書き始めてからであるから・・
しかし倉庫の中の、ほこりにまみれ、汚れた古い服をきちんと洗って、リサイクル
ショップに引き取ってもらうための労力は強かった。
非常に汚れた水色の古いワンピースも綺麗になったし、着てもよかったけどただサ
イズがあわないので出した。修正するのには3時間以上費やした。
随分、すっきりした。
昔のものはどうしてもサイズがあわない、私は特別腕が長い方なので、腕の長さが
合わないのである。着たいものもあったが（ニットとか）どうしても母のなどは腕の
長さが小さい。
柄物、人によっては着るかも知れないものでも、どうもあの金ラメが嫌でそれもショ
ップに出した。
自分のものもかなり出した。自分の顔色に合わない紫タートルニットとか、ベビー
ピンクも出した。ロングスカートも機能的でないので出した。
ちょうど合計2万円ちょっとで、母の古いスカートのウエスト詰めとか、昔のコー
ト丈直しを７、８枚したので、差し引き残高ゼロになった。
捨てる技術というのではないけど、かなり古い本を売ったり、図書館にも寄贈した
りした。古い本はほとんどお金にならないし引き取ってもらえないと解った。場合に
よっては捨てないといけないだろう。
古書はせいぜい合計して3000円に満たない値段で売れた。でもこれでまた、お下がりのベロアの
スカートのウエスト御直しを頼んだ。3000円以内で可能だ。
黒ベロアだから、手持ちの上の黒ベルベットジャケットとあわせ、スーツにするつもりだ。
リサイクル、リフォーム、ワードロープ整理、ホントに「使えるものだけを
大事に使う」「たんすの肥やしを減らす」いろいろな思い出がよみがえる。
今でもリサイクルだけでなく、またリフォームだけでなく、服だけでなく・・・
生活の上でも随分勉強になった。服のしみぬき、ベンジンを使う。外出から帰ると、服にほ
こりをはらう。数時間部屋に陰干ししておく。ニットなども毛玉を取る。洗濯を丁寧
に。無駄なものを買いすぎない。
あたりまえのことだった昔の再現になる。
だから結局、今残ってる服を、かなり大切に使えということになる。
今家にある服は、子供たちの服などをのぞくと、すべて着れるものばかり。あるい
は将来着るだろうものばかりになっている。
後数枚まだ自分でウエスト直しをして着るつもりのお下がりはある、まだお下がりでも
御直し（業者さん、あるいは自分で）してないニットのスカートなどもある。
ちょっと寝かせておく。これは来年か再来年、着たいと思った時に自分で直して着て
みよう。
もう特に買いたいものはない。が、1枚だけ、母のおさがりの黒ベロアの膝丈スカー
トのウエスト回りの修正はしておこうと思う。これは上に書いた古書を売ったお金を
使う。
もう後年末まで2週間である。今からは部屋の大掃除と、年賀状と、後おせち料理
になるだろう。
ワードロープを直し、ただ「ためるだけ」でなく利用する、また、倉庫の古い服を
直して、「今にいかす」のに3ヶ月かかった。
ただ思う。古い服を売る、これは私はリサイクルショップを使ったが例えばフリー
マーケットでも可能だ（なかなかこのあたりでは出来ないが）。しかし、いずれにし
ろ古い服を買ってもらうという経験は今までなかった。特に綺麗にしてお客さんが買
いたいと思うように修正していくという経験は、貴重であったし、1度はしておくと
服の価値とか、おしゃれの価値観が変わると思う。服だけでない、何事も丁寧になる
と思うのだ。
昨日その服のリフォーム屋さんの店長さんに、クリスマスプレゼントを渡した。
大変だったけど、引き取ってくれてありがとう、それだけでなくもっと大切なことを
改めて気づかせてくれてありがとう、と。
エッセイ 2003年厳寒 40代からのおしゃれ 住まいもおしゃれ その7 服や衣装の整理からに続きを書いています。
後は、来年の春に、夏物を整理する。
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