エッセイ集 おしゃれの歴史その２ 2002年春から【エッセイ 2002年春 40代からのおしゃれ ベージュの難しさ】 エッセイ 2002年厳寒 40代からのおしゃれ ベージュやブラウンの難しさ
エッセイ 2002年厳寒 40代からのおしゃれ ベージュとブラウン、ブラウンその２
エッセイ 2002年厳寒 40代からのおしゃれ ブラウン、ベージュその３、色の統一 でも書いた。 ベージュとはなんと複雑な色だろう・・・こう思うことがある。「ベージュなら何 でもあう」そんな甘いものではない。 確かに私は純白よりずっとベージュが似会う。 多分1年のワードロープで冬も春も夏も1番多いのが「オフホワイトかエクリュ（生 成り）かベージュ」であろう。しかし、薄い色であるためか難しい。しかも「あうベー ジュ、あわないベージュ、顔うつりのいいベージュ、悪いベージュ」はあるのである。 ベージュといっても一色でない。ちょっと渋めのサンドベージュ、明るい黄色系の イエローベージュ、やや濃いキャメルベージュ、明るいブラウンベージュ、あるいは ややピンクがかかったベージュ、肌色のようなスキンベージュ、ラメが入ったベージュ ・・・しかも「濃い、薄い」がある。 ベージュは「温かみのある色」とも言われるが、どっこい、そうは簡単ではない。 秋用ベージュ、春らしいベージュ、素材でも同じ色ベージュでも、ウールのベージュ と、綿のベージュでも違う。 また、よく失敗するのは、お店で明るいベージュと思って買ったら、日の光の元で は暗く見えたり、あるいはその逆もある。着てみるまで、解らない場合もある。 私に似会うのは黄色がかかったベージュ、まず間違いないが。かといってそればかり ではつまらない。 まずそのベージュが「何系ベージュか」を見極めることが大切であろうし、また何 色にあうかを見ることも大切である。この「ベージュに何をあわせるか」冬は黒が流 行って、あわせが効いたし、また純白もあわせやすい。しかしベージュに何を合わせ るかは本当に難しい。 １、ベージュとベージュをあわせるコツ 1番難しいのはベージュの上にベージュを着ること。あるいはベージュのボトムと ベージュのトップスをあわせること。 同じトーンなら。上に黄色ニット、下にイエローベージュのスカート・・といって も、ベルトなどで引き締めないと凡庸になる。 上が黄色系が強いイエローベージュで、ベルトも何もしないで下のボトムをチノパ ンで、しかもグレーがかかったサンドベージュにしたら「ただそのあたりのものを着 ただけの格好」になってしまう。2０02年秋 エッセイ おしゃれの歴史 今年春から秋、冬にかけて 新しいベーシックカラー
にかいているようにクールベージュ（サンドベージュなど〕とウオームベージュ〔黄色系ベージュ）を
分けている。ただ私はこの組み合わせ・・・例えばアウターのジャケットがベージュでボトムが ベージュのパンツとかスカート・・・・がどうしても多くなる。ベージュのトップス にベージュのボトム（たとえばベージュのツインニットにベージュのスカートなど） を合わせることも多い、またジャケットがベージュでボトムがベージュなども多い。 私は結構この組み合わせが多い。ベージュの綿パンツが1番多いからであろう。アウ ター、特にジャケットなどもベージュが多い。しかもセット、つまりスーツで買って るわけでないので組み合わせに気を使う。 コツはベルト使い・・・だろうか。春なら純白のフリンジベルトとか純白のベルト などかなりインパクトの強いベルト、あるいは思い切り強い黒とか濃い茶のベルトを つけてみることであろうか。原色系を（黒、赤系、こげ茶、純白）を引き締めに使う とあわせやすい。 ２、ベージュとほかの色を合わせるコツ またそうといえ、ベージュに「別の色をあわせる」これまた難しい。濃い色なら、な んとかごまかせる。秋はいろいろ組み合わせたが、やはり３のブラウンとの合わせに 気を配ってのことだった。 しかし春の薄いパステル系のピンクとかイエロー。または鮮やかな春のピンクやイ エロー、あるいはグリーン、ブルーなど、特に春の明るい色を合わせる場合、その合 わせるベージュが赤系か、黄色系か、グリーン系か、サンド系か・・（まだあるが） 見極めないと、やぼったくなる。やはりこれは実際「あわせてみないと解らない」2０02年秋 エッセイ おしゃれの歴史 今年春から秋、冬にかけて 新しいベーシックカラー
にかいているようにクールベージュ（サンドベージュなど〕とウオームベージュ〔黄色系ベージュ）を
分けている。また３にも書いているがクールブラウン（こげ茶や赤が多いブラウン）と
ウオームブラウン（黄色系ブラウン）も分けている。３、ベージュとブラウンとをあわせるコツ またブラウンとベージュ。ブラウンの薄い色が必ずしもベージュ・・・ではない。 ブラウンにも赤系ブラウンと黄色系ブラウンがあるが、赤系ブラウンと黄色系ベージュ をあわせると、黄色と赤がまったく分離してしまう。濃いこげ茶のパンツと、明るい 黄色っぽいベージュでは黄色と赤に見えてしまう。春ならそれもいいが、秋なら派手 に見える。しかもワントーンにならない。 赤系こげ茶パンツなら、クール系ベージュの、サンドベージュになろう。なじませる か、引き締めるかでも違う。 ４、要は・・・ベージュを着る、あるいはベージュのボトムの上に何かを合わせる時 は必ず一回床の上などに広げて、あわせてみることだろうか。意外に合う組み合わせ も出きるのである。しかし、意外にあわない組み合わせもある。 かといって、春、同じベージュのニットなのに晴れた日と曇った日ではちょっと違 うことすら感じる色。2月と3月と4月では違うと感じる色。光の中で微妙に変化して いくような春の微妙な色、うきうきするような春ベージュの魅力は侮りがたい。やは り私の春は、ベージュとオフホワイトから。 今、ベージュとオフホワイトとエクリュが1番好きである。 結局この春は気がついたら靴も、バックも、ニットも、アウターも白かベージュか、 オフホワイトしか買ってないのに苦笑してる。私はよほどこういう色が好きなのだろ う。昔はピンクが好きだった。しかし今はオフホワイト、エクリュ、暖かみのあるベー ジュが好きになった。そういう年であろう。 それでマイブームの手作り組みひものベルトは、そういう色の「引き締め」の黒と かこげ茶とか純白を製作にしている。
その後1年たってもまだベージュと格闘してる、エッセイ 2003年春 40代からのおしゃれ ベージュってなんて難しいんだろうへ。
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