トップページへ戻る喉頭、声帯、声疾患
【声帯疾患 ポリープ様声帯】 声帯ポリープとは名前は似てるけど違う形態を取ります。同じように慢性咽喉頭炎から おこるといわれています。 まずは悪性ではありません。 声帯の両方の膜様部ほぼ全長にわたって浮腫状をしめす腫脹を来します。見ると 両方の声帯が、全体に渡って、赤、もしくは薄赤い、あるいは水っぽい色になって、 両方とも膨らんだような状態を示します。 加齢と喫煙が原因として多いようです。男性、特に中年以降の喫煙してる 男性に多く、慢性に、そういった両側性の、水っぽいか、あるいは 赤っぽくなって膨らんだ声帯の像を見ます。 病理的には浮腫型、繊維型に分かれます。 症状は嗄声が長く続いている、場合によっては咳が続くこととか違和感があるなどが あります。 放置しておいても悪性化はしないもの、長いポリープ様声帯では、保存的治療では 治癒しません。治すにはラリンゴマイクロサージェリーでしょう。 声帯の一部を切除して内容物を吸引管を用いて除去するやり方が望ましいとされています。 そして吸引でポリープ様声帯の形が正常声帯に近くなればここで手術は終わります。 その後は鎮声療法です。