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【声帯、喉頭の手術 ラリンゴマイクロサージェリー】 声帯ポリープや喉頭腫瘍、その他声帯の腫瘍の手術や声帯腫瘍の組織診断の手術方法 について書いておきます。今はラリンゴマイクロサージェリーで行います。 昔は声帯ポリープなどは間接喉頭鏡を使って局所麻酔で外来手術をしていましたが今 は声帯ポリープなどをきれいにとるために『全身麻酔で、上向けに寝て、喉頭鏡固定 器を口から口腔内経由で喉に挿入して、そこから声帯をきちん と固定した位置で見て、 そして手術用顕微鏡を使って行う』のが主流になっています。 声帯結節、声帯肉芽腫（喉頭肉芽腫）、声帯ポリープ、ポリープ様声帯、声帯の上皮性肥厚などや 腫瘍の組織検査、悪性か良性か、あるいは喉頭パピローマ（乳頭腫）(声帯パピローマ）などのための 組織摘出に使われます。声帯をきちんと固定した位置で見て、そして手術用顕微鏡を使って行うものです。全 身麻酔でないと出来にくいと思います。図解したら解りますのでこれは必要に応じて 主治医の先生にお聞きください。 ラリンゴマイクロサージェリーと言います。 昔は局所痲酔でこういう器械を使わず関節喉頭鏡を使って取っていましたが今はほとんど 全身麻酔です。 実際声帯ポリープをとるのは一瞬ですし、麻酔導入から覚醒まで1時間もかからない 手術です。こうかいても、主治医の先生に図解していただき説明していただくのが一 番なんですね。手術の後約1週間は『まったく声を出さない』ために入院する場合が 多いようです。 声帯にポリープやその他をとった後の傷が、ありますから、手術してまったく1週 間は声を出せないのですね。というのもやはり手術といえ、声帯に傷は残ります。 そこからまた再発もあり得ます。 １日入院で帰る場合もなきにしもあらずですが（全身麻酔をしますから １日はやはり入院されること）やはり１週間自宅でまったく声を出さないでいることは 難しいことより入院でしょう。 手術後の注意は、一番小さな声帯の一方のポリープ除去ですら『1週間はまったく声 を出さない』つまり入院が望ましく次の1週間で普通の声の会話です。 つまりあまり声を使わない仕事ならこのあたりで仕事とか日常に復帰可能です。 ただ歌を歌う段階までとか演説までとかは、やはり気をつけて『長く見て1カ月』 くらいは見ておいた方がいいし、 また退院されても、週に何度か通院して吸入して、先生に喉の声帯の調子を見て いただくことになってそこでいろいろな許可が出ると思います。 ここまでは一般的なラリンゴマイクロサージェリーの手術の後の方に対してです。 仕事に復帰しても何度か術部を見て許可をしていただくと思います。 特に声を使う仕事の方は。仕事復帰後も通院は必須でしょう。 なお声帯ポリープなど『病状が固定しててすぐさま手術を必要としない』場合は術後 １ヶ月あまり声を出さないでいれるかという時期を聞きます。 それと１週間は必ず筆談くらいの声を出さない時期を選んでいただきます。 まず、耳鼻科で相談してください。