【唇裂､ 口蓋裂の具体的な治療方法と手術】
唇裂 口蓋裂の具体的な治療、手術です。
唇裂､ 口蓋裂、鼻裂は美醜のほかに機能障害も伴ってることもすくなくありません。
鼻や口など目に見える所の美醜の問題と
発音への影響もあります。
例えば唇裂には口輪筋が断裂が見られぱぴぷぺぽができないとか
口蓋裂は、開鼻声など発音や、えんげに関係するなどがあります。そこで
形成手術をします。口蓋裂の言語障害に対する手術と矯正です。
１）まず最初のゴールとしては5、6歳の就学前を目標にします。
前に書いたように
大体、唇裂では初回手術は生後３、４カ月から
口蓋裂では生後１歳半くらいからは受けれます。
小学校に入る前に顔の形態と、機能（発音やえんげなど）を正常に戻すことを
目標にします。やはり小学校に入る前に直すことが、周囲の奇異な目やいじめから
防ぐことからです。ただ初回だけでは難しい場合があります。就学前に修正手術も
行うことが何度かあります。
特に鼻の重度の変形は放置しておくと土台である上顎の変形に相まって変形して
後修正が難しくなるので就学前の修正が必ず必要になることがあります。
ついで目立つ上口唇や鼻も何度か就学前に傷跡と変形の修正を行います。一回の
初回手術だけでは傷の跡がつき、そのままでは就学時に目立つことがあるから
です。
また就学前に口蓋裂はある程度機能も正常に近くなるように修正手術を
行い、また言語訓練も同時に平行して行います。
２）最終のゴールとしては２０歳の成人です。
特に唇裂､ 口蓋裂には顎裂などや、初回手術をしても成長するに従い
上顎の発育不全とか（受け口）外科矯正、また成長するにつれ土台の上顎の
傾きや変形が増悪して（１）の就学前手術で修正しても、また変形が目立つ例が
あるので再度修正手術を行います。
現在は形成外科が行うことが多い手術です。
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