【アレルギー性鼻炎 杉花粉飛散期間の長期化傾向】
東京など関東付近の場合杉花粉の飛散がはじまって1週間ほどたつと観測される花粉
数が1センチ平方あたり10個となり、その後７−１０日後に30個を越え､ピークは飛散
開始から1カ月くらいです。だから２月上旬から開始してから３月上旬から中旬にピー
クになる例がほとんどです。４月上旬には減少してきます。
アレルギー性鼻炎 花粉症での花粉観測の申し合わせで終了が決まります。
ところが飛散時期の長期化が問題になっています。開始が早まってるのは暖冬もあり
ますが、終わりも遅くなってることが問題になっています。５月ごろまでまだ続く例
も関東でもおかしくありません。
それは２つ理由があって
１、標高の高い所に植林した杉の成長とそこから花粉が出てること。
昭和２０年代後半から３０年代にかけて杉植林はまず標高の低い所から始まり
次第に高い所に移っていきました。今その
杉が成木になって花粉を飛ばしていますが 、まず今までは標高の低い所の杉が飛散の中
心だったのに、最近では高い所の杉も成木になりました。この高い所の杉は開花が遅
く、飛散開始も標高の低い所の杉よりかなり後になるので、杉花粉症のシーズンを遅
らせることになります。
２、ひのき花粉の存在
同時に杉におくれて植林されたひのきの花粉も増えています。
アレルギー性鼻炎 ヒノキアレルギーの増加
ひのきは杉より遅れて１カ月後くらいから飛散が始まり、５月上旬まで続きます。杉
花粉に症状がある患者さんは、ひのき花粉で症状が悪化します。これはひのき花粉と
抗原が共通してるので、本来杉だけなら４月下旬には終わるところがひのきの存在で
５月まで悪化します。
ひのきは杉から遅れて5-10年たって植林されているので、成木となって花粉を飛ばす
のは２１世紀に入ってからといわれています。
ひのきは特に西日本に植林が多く、今後非常に西日本の関西から九州にかけて問題と
なるでしょう。
なおアレルギー性鼻炎 病院での花粉症の治療や薬はいつまで続けたらいい？や
杉花粉症です。もう杉の季節は終わったのに鼻詰まりは強いのですが何故
でしょうか？アレルギー性鼻炎で季節はずれに鼻が詰まるも参考にしてください。
アレルギー性鼻炎 杉花粉症は飛散シーズン後も屋内環境対策を
も参考にしてください。
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