【のどの白い膿栓、白苔、喉につく白い粉】
冬頃、風邪をひく、あるいは喉がいがいがすると喉に白い膿のようなものが
ついてくる方がいます。
白苔あるいは膿栓でしょう。
これは結果であって原因でない場合もあります。
よく『喉に白いウミがついた』とおっしゃる方もいます。もともと扁桃器質が
ある方は多いようです。
口蓋扁桃や喉の奥に『白苔』というものがついていますが、これはその場で炎症が起
こって、そこで戦いが起こり、死滅した細菌とかそれを殺した白血球などの残骸と思
われていいでしょう。またその戦いの最中かも知れません。これが起こって、喉が痛
い時は、すみやかに耳鼻科に行かれた方がいいでしょう。また扁桃腺などの炎症で、
死んだ細菌とか血液の成分とかが口蓋扁桃の陰窩部につくものす。急性咽頭炎でも
また慢性咽喉頭炎でもあります。
で、これで発熱とか咽頭痛が急におこる場合も要注意でしょう。まず
あるいは扁桃腺などの急性炎症（急性口蓋扁桃腺炎）急性咽頭炎が考えられます。
発熱と白苔とが口蓋扁桃腺に付着してる場合は陰窩性急性口蓋扁桃腺炎となります。
（扁桃陰窩開口部に灰色や黄色の膿栓の付着。）
しかし時々起こり、しかもその時いがいがする程度という方はほとんどで
おそらくもともと扁桃器質があり、扁桃腺の親戚の組織にこういう白苔が
つくのだろうとされています。慢性咽喉頭炎でしょう。
これがいつも口蓋扁桃につく、だから慢性口蓋扁桃腺炎かどうかというのは
あいまいなのです。
つまり慢性口蓋扁桃腺炎というのは、急性増悪です。口蓋扁桃腺の炎症が毎回
発熱とともに起こり年に何回も口蓋扁桃に膿がつき、数日休み、しかもあきらかに
口蓋扁桃に炎症がある場合をさすときで、手術適応になることもあります。
まず扁桃腺といってもいろいろな組織があることをワルダイエル環・・・扁桃器質と白苔、膿栓の中にありますのでお読みください。
一応は起こったときに耳鼻科で相談ください。
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