風邪かなと思った時・・・喉が痛い、咳が出る、熱がある

【試合前に風邪かなと思った時・・・喉が痛い、咳が出る、熱がある】

市販風邪薬や医療機関で出される風邪薬は別に書いたのですが、これは抜き打ちドー
ピングの対象になりません。

抜き打ちドーピング対象は筋肉増強剤と喘息剤の一部です。

しかし試合後の検査対象の尿に出たら、風邪薬成分といえど検出される場合があるの
で書いておきます。

　だから、練習中も、風邪を引いたら、市販および医療用風邪薬は飲めます。

　つまり、試合の１週間以上前なら、風邪薬なら、ドーピング禁止薬品を含む風邪薬や
アレルギー性鼻炎、漢方薬でも飲めますし、完全に代謝されます。安心してください。

ただ検査が行われる場合の試合前の１週間くらいから、代謝されずに残る場合もあ
りますのでそのあたりから風邪薬は注意です。

そのころ、つまり試合直前から風邪症状が出た場合、いろいろあります。

まずは市販薬は案外と禁止物質を含む場合が多いのです。

試合前1週間前に体の上のような風邪症候群に似た不調があれば
医療機関に行ってみてください。そこで、はっきりと１週間後以内にドーピング
検査が行われる試合に望むと話してください。医療機関できちんと診断をつけていただき
事情を言って、薬を出してもらう方が無難でしょう。

まずインフルエンザなどのウイルス感染は特効薬はなく、点滴や鎮痛解熱剤で対症
します。
　でも出来たら、風邪になって慌てるより、あらかじめ予防可能なワクチンがあるな
ら、インフルエンザワクチンを早めに接種しておいた方がいいでしょう。
　
　競技会1週間前前でも、関節痛、発熱や喉の痛みがある場合、
我慢することはないのです。医師と相談して陽性にならない薬、禁止されてない
薬、１週間以内に使える薬は、医療品では、医師の処方の元では結構あります。

　しかし、病院では1週間以内くらいに競技会があってドーピング検査対象者になるかも
知れないことは必ず申告してください。

特に耳鼻科の場合

咽喉頭炎、口蓋扁桃腺炎、副鼻腔炎など、ウイルスでなく細菌性の二次感染が多く、

　鎮痛解熱剤・・・・解熱剤（消炎鎮痛剤）を参考に。ほとんど禁止されていません。
　抗生物質・・ほとんど禁止薬はありません。
　鎮咳去痰剤・・・・咳止めの場合は病院で処方される薬にかきましたように
　　　　　　ほとんど禁止薬はありません。しかしフスコデのように、気をつけた方がいい場合があります。
　うがい薬、トローチは構いません。
　総合感冒薬、配合剤、・・・・PLやペレックスのようにカフェイン、
　　　　　　　　　　　　　ダン・リッチのようにフェニルプロパノールアミンが
　　　　　　　　　　　　　　入ってる場合もあります。これは禁止されてる薬が入っています。
　漢方薬・・・・マオウの入ってる麻黄湯や葛根湯は禁止です。
耳鼻科で留意する興奮剤も参考にしてください。
これなどを、数日以内に行われるドーピング検査でも陽性薬物が出ないように考えて
医師は処方できます。病院で処方される薬も参考にしてください。

ただ、風邪かなと思った時は、普段から市販薬を飲むだけでなく、出来たら普段で
も医師の診察を受け、試合前はどうしたらいいかとか、口蓋扁桃腺の反復性炎症や、
あるいはアレルギー性疾患（鼻炎やゼンソクなど）ないかはきちんと確認しておいた
方がいいでしょう。またコーチやこの事に詳しいチームドクターなどに相談ください。

　喘息はまた違う扱いになります。耳鼻科なのでこれは略します。