ドーピングについての部屋に戻る【副腎皮質ステロイド（副腎皮質ホルモン、コルチコステロイド、グルココルチコイド）を治療に使う場合】 耳鼻科で留意する副腎皮質ステロイド（コルチコステロイド、グルココルチコイド）も参考にしてください。 ステロイド(副腎皮質ホルモン、副腎皮質ステロイド）の仕組みその１(炎症を押える作用も 副腎皮質ホルモン(特にグルココルチコイド)ステロイド副作用一覧 副腎皮質ホルモン(ステロイド)使用上の注意その2 禁忌と慎重投与も参考に。 実はステロイドというのは沢山あります。 このホームページでもいろいろな病気 の治療として使うとして、中にのってるステロイドはほとんど副腎皮質ホルモン（コ ルチコステロイド）という治療薬です｡ よく筋肉増強剤として問題になるのは、タンパク同化ホルモン、つまり男性ホル モン（テストステロン、ハロステリン）もしくはタンパク同化ホルモン（スタノゾー ル、メスタノロン、ナンドロロン、メテノロン、ノルテストステロン）です。これら は筋肉増強剤です。 抜き打ちドーピングおよび競技会後ドーピング検査で検出される場合もあります。 （なお抜き打ちドーピングではこれと喘息治療薬も対象になります） タンパク同化ホルモンは耳鼻科では使わない治療薬です。 同じステロイド環をもってながら副腎皮質ホルモン（コルチコステロイド）は厳密 にはイコール筋肉増強剤とは言えないし、また抜き打ちドーピング対象ではないので すが、競技の後の検査では全身投与した際の尿中検出禁止薬品です。 こちらを耳鼻科で使います。 まだ、アレルギー性鼻炎の局所療法や、あるいは飲み薬以外にも使う場合は １、神経や感覚器官の回復をはかるため飲み薬もしくは点滴を使う。 ２、局所的に副腎皮質ステロイド（コルチコステロイド、グルココルチコイド）塗り薬を皮膚に使う。 ３、吸入に副腎皮質ステロイド（コルチコステロイド、グルココルチコイド）入りの吸入役をゼンソクやアレ ルギー性喉頭炎につかう。 ４、点鼻薬で嗅覚障害に点鼻する。 （嗅覚障害は鼻の中の点鼻を２、３カ月くらいは続けることはあります。） ５、なんらかのアナフィラキシーショック ２、３、４は鼻のように、競技開始前に申告書の提出ですが、１の内服、もしくは点 滴で使う疾患を書いておきます。この場合やはり競技会後の検査で陽性になった場合 は禁止薬ですので。 副腎皮質ホルモン（ステロイド）は血管の流れをよくします。酸素や、栄養分が血 管に流れやすくなり、一時的に失われた神経や感覚器官に行く血流を改善します。ま た浮腫などの軽快や炎症の一時的な抑制をします。 だからそういった一時的な流れの賦活を図るために使用する例として （１）顔面神経マヒ （２）突発性難聴など これは突発難聴も含み、たとえば音響性の急性難聴や、音響外傷などに用いたり、 特発性難聴やメニエル氏病で聞こえが著しく低下した場合にも使います。 （１）（２）は治療としてやむを得ません。大体こういった感覚器官や神経のマヒの 場合、治癒するに最低3週間、あるいはもっとかかる場合もありますし、かかって約2、 3週間は入院する場合もあります。 それと後この場合（１）にしろ（２）にしろ早期発見、早期治療でなってからすぐに 治療開始したら治癒も確率が早くなります。 また嗅覚障害を含め、感覚障害、神経まひは、耳鼻科で扱う場合は一生後遺症が残 る場合があります。 そのため早く見つけて、約２週間、点滴もしくは内服の副腎皮質ホルモン（ステロ イド）の内服を行って、その他血管賦活剤、ビタミンなどを使います。（この２つは ドーピング対象にはなりません） 出来たらこの感覚障害や神経マヒの初期には、安静が望ましく、耳鼻科の先生と相 談して、出来るだけ運動、強化練習、競技会に出ない方が望ましいのです。 約２、３週間は安静にして、治療に専念した方が望ましいことはのぞまいしながら、 それでも、やはり、約２週間ほどは、点滴や内服に使っていることと、この状態、つ まり使って約１週間以内に競技会の後の尿ドーピングに出たら陽性になることは免れ ないのです。 約１週間したら、点滴や内服の副腎皮質ホルモンは、代謝されて出ていきます。（花 粉症の持続性の副腎皮質ホルモンとは違って、短期型ですので） ただ、特別な事情で、治癒しかかってる時に、後、１０日から１週間後に、どうし ても出ておかないといけない競技会がある場合で、出れるくらい回復した例について ですが、主治医の先生に相談して中止してもらうこともあります。 副腎皮質ステロイドを絶対使わないといけない治療ではないので、それを入れない治療 に変えてもらうと言うことは出来ます。 こういうふうに、競技会後の尿検査で陽性物質として禁止されてる副腎皮質ステロイド （コルチコステロイド、グルココルチコイド、）も使う疾患があることも書いておきます。 この場合は主治医の先生、コーチなどと相談ください。 まず出来たら発病後から２、３週間は神経マヒや感覚障害は、出来ることなら、激し い練習や競技会に出ずに安静にしておいた方が後遺症が残らないですむこと。 早期治療が一番であること。 後この場合副腎皮質ステロイドを２週間ほど使う病気であること。 しかし内服や点滴の場合代謝もされるので後、ずっと残ることはないこと。 しかしやむを得ない場合とか、マヒがきわめて軽度で、競技会への参加をしたいとき は、副腎皮質ホルモンを入れない治療も可能ということも書いておきます。 こういった感覚障害もしくは顔面神経マヒの時はやはり自分が選手であること、ドー ピング検査を受ける対象になる競技会がいつあるということを、できたら話してくだ さい。 ５で書いた、たとえば蜂に刺されたり、食べ物にあたったり、あるいは薬などのア ナフィラキシーショックは命にかかわります。昇圧剤のボスミンも使います。これは やむをえません。命にかかわりますから。
花粉症には普通奨励されないのがこの筋肉注射です。
アレルギー性鼻炎 花粉症が筋肉注射一本で治る花粉症ってあるのの質問とお答え に
質問とお答形式でも書いていますが。この関連ログとして・・・