トップページへ戻る【副腎皮質ホルモン(ステロイド)使用上の注意その2 禁忌と慎重投与】 確かに副腎皮質ホルモンのおかげでそれまで治療不可能だった疾患とか 命の危険があるショックから回復してり、たくさんメリットに預かりました。 特に膠原病に関しての治療には目覚ましい働きをしてくれた薬です。 しかし今からも医療には欠かせないとしても副作用は知っておくべきでしょう。 副腎皮質ホルモン(特にグルココルチコイド)ステロイド副作用一覧も参考に。 警告 血清クレアチニン２ミリグラム／ｄｌ以上において敗血症、感染症 ショックに大量投与で死亡率増加報告 〇禁忌 １ 過敏症症候群 ２ 特に必要の場合は慎重に 消化性潰瘍、精神病、憩室炎、高血圧、血栓症、電解質異常、結核性疾患、 腎不全、単純性疱疹角膜炎、後嚢白内障、緑内障、最近の内臓手術。 ３ 急性心筋梗塞既往症（心臓破裂危険） ４ 有効な抗菌剤のない感染症、全身真菌症 ５ 眼科：ウイルス性、急性化膿性・感染性眼科疾患への点眼禁 ６ 動揺関節腔内、感染症のある関節腔内、滑液のう内。腱鞘内、腱周囲への 注入禁忌 ７ 小児への筋肉注射、皮内注射（萎縮陥没皮膚になる） 〇慎重投与 １ 糖尿病、骨粗しょう症、甲状腺機能低下、肝硬変、脂肪肝、脂肪栓塞症 重症筋無力症、無菌性骨頭壊死、潰瘍性大腸炎 ２ 鉱質作用のある薬剤にはうっけつ性心不全にも注意。 ３ コハク酸エステル（サクシゾン、ソルコーテフ）型は喘息誘発発作に注意。 ４ 喘息発作悪化：アレルギー体質には慎重に ５ 妊婦（新生児奇形や副腎不全） 〇注意 副腎皮質ホルモンには多くの作用があり、目的以外の作用が副作用になり 使い方が難しい。原則として ［他剤で無効に用いる］ 局所で十分なら全身投与を避ける。 〇長期投与での注意と患者さんへ １ 下垂体副腎皮質抑制を避けるため朝１回投与、また投与間隔を開ける。 しかし作用時間が長いものは影響が出る。 ２ 投与前に体重、胃や胸部疾患、レントゲン、骨量、電解質、血圧、コレステロール 血糖、電解質、尿、血液を見ておく。 ３ 服用中はストレスを避ける （副腎クリーゼが起こりやすい） ４ 連用で骨粗しょう症や眼圧亢進。 ５ 電解質異常、特に血清カリウムに注意 ６ 連用後急激な離脱で離脱症状があらわれる場合もあり、ゆっくりと減量。 ７ 胃の症状・・・牛乳で防ぐか制酸剤 ８ 患者への説明と疑問に答えること。この薬を他の人に与えてはいけない。 他人がのめるものでないことをしっかりと認識しておくこと。 ９ 授乳しないこと。 後併用薬も アスピリン酸の血中濃度を高める、カリウムが低地になるので循環器薬剤と 併用に注意、非ステロイド性鎮痛剤の消化管潰瘍を起こす危険などたくさんあり。 〇グルココルチコイド 短時間作用・・・酢酸コルチゾン ヒドロコルチゾン 中間型・・・プレドニゾロン メチルプレドニゾロン デボ・メドロール 長期型・・・デキサメタゾン パラメタゾン ベタメタゾン花粉症については・・花粉症には普通奨励されないのがこの筋肉注射です。
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