トップページに戻る現在昨年打った、今年は打ってない、注射してくれという患者様を見ております。【アレルギー性鼻炎 花粉症が筋肉注射一本で治る花粉症ってあるのの質問とお答え】 花粉症が筋肉注射一本で治る怖さについてに簡単にまとめています。 ・・・ケナコルトに代表される副腎皮質ホルモン（ステロイド）筋肉注射は花粉症にはし ない方がいい。 後私見ですが、この注射を行った翌年にかなりのリバウンド(花粉症が酷くなる）気がしますし
また「かなりの精神的依存」があるのではないかと思います。当院では「花粉症治療、ステロイド一発注射から普通の治療に戻そう、そして快適な毎日に戻そう」外来への取り組みを開始しました 一本の注射で花粉症は治りません。１本だけの注射で治す治療は花粉症にはありません。 （質問）この注射一本で、この春は花粉症が出ないと言われる注射があります。それはし ていい治療でしょうか？ （お答え）：筋肉注射一本で治るものと言われているものなら、ステロイド（副腎皮質ホ ルモン）の注射の事と思います。ケナコルトが代表的です。 これはあまり、おすすめできません。ステロイド注射一本で治るという事は言われません が、そういう事をしてる医師が『多分耳鼻科以外にでも』います。ところによってはその 注射を『新薬』『一発で治る』『魔法の薬』『ホルモン』と称していますが詳しい副作用 などは教えてくれませんね。数カ月確かに効果が続くし、持続性のものを一本注射してそ の間花粉症が出てこない、なんとうらやましいことだろうって思われるでしょうが、あま り花粉症には望ましくない注射です。耳鼻科学会やアレルギー学会では認められていない のです。日本アレルギー学会、および日本耳鼻咽喉科学会ではのぞましくない治療としま した。 （質問）：ではステロイド（副腎皮質ホルモン）なら飲み薬も点鼻薬もすべて危険でしょ うか？ （お答え）：そんなことは絶対ありません。ここで危険性を書いてるのは 花粉症に特効薬と言われ、続けられていた、「持続性の副腎皮 質ホルモン（ステロイド）」注射に限ることです。 安全な点鼻薬や飲み薬は使っています。 点鼻薬種類、アレルギー性鼻炎とセレスタミン花粉症使用 確かに副腎皮質ホルモンのおかげで、それまで治療不可能だった疾患とか命の危険がある ショックから回復してり、たくさんメリットに預かりました。特に膠原病に関しての治療 には目覚ましい働きをしてくれた薬です。 何万の人が副腎皮質ホルモン（ステロイド）・・・これは飲み薬や点滴、局所療法など・ ・でショックから治り、何万の人が膠原病などから、あるいはアトピーやアレルギー疾患 から症状緩和となり、恩恵にあずかったことでしょう。 本当にすばらしい薬です。それは確かです。私も何十例何百例も突発性難聴とか顔面神経 麻痺には副作用に留意しながら飲み薬として、そして点滴として使いました。しかし代謝 が早いので体外にすぐに体外に出ていくものです。副作用かとおもったらすぐ停止します 、そして患者さんにはきちんと説明｡事前に腎機能と肝機能と血液は調べて病気も聞いて おきます。 また副腎皮質ホルモン点鼻薬はほとんど体内に影響ないことが証明されています。たまに 鼻血が出やすくなった方にはその留意をしていただいています。 しかし「今からも医療には欠かせない」けど場合によってはもろ刃の剣ということを今か ら書いておきましょう。すばらしい薬が副腎皮質ホルモンである反面、けして万能の魔法 の薬でもないことも。それ以外の所や医療機関で、一本で効く花粉症の注射と言われ、で されているようです。それを書いておきます。 （質問） ではこわいのはそういった『副腎皮質ホルモン（ステロイド）の筋肉注射』だ けですね。安心しましたが怖いですね。でもどうして一見抜群に効果があるような気がす るのでしょうか？ （お答え）：副腎皮質ステロイドというのは、体の外部のもの（花粉もそうですが細菌と かウイルスとか）異物、よそものとして除くという体の普通の作用を消してしまうことが あります。『体の外から来た異物（よそもの）を除く反応、その、よそものを跳ね返す力 を除いてしまう作用』があるんです。 ちょっと難しいですね。 杉花粉症っていうのは、この異物（杉）を除こうという反応が起こることです。それが強 すぎるのが杉花粉症です。 それなら初めから異物除去反応を押さえてしまおうという目的で注射するのです。つまり 花粉をよそものにしないから花粉症を起こさないのですね。 （質問）ではなぜ行わない方がいい注射なのでしょうか。 （お答え）：副作用が強いからです。しかも副作用は「自覚できない場合」が多いことと、 また、一回副作用が出ても、体内からなかなか出せないことです。これは後で書きましょう。 副作用を簡単に・・・ １、異物というのは杉だけじゃないですね。細菌、ウイルスなどいっぱいあります。つま り体に入ったときに必要な異物除去反応も、ステロイドが効いてる間は押さえてしまうと いうことです。細菌とかウイルスも『よそもの』でなく体に入れるので簡単にいろいろな ものに感染してしまいます。 ２、体のホルモンが異常になります。生理が止まるのも特徴です。ステロイドに構造が似 たホルモンは体内で沢山元々作られています。 卵胞ホルモン、黄体ホルモン、副腎皮質ホルモン、体にとっても、こういう体内の維持に 必要なホルモンが大量の外部ステロイドによって、ああ、似たような物があるじゃないか と思い込んで、卵胞とか黄体とか副腎が体内のホルモン産生を辞めてしまうのですね。 でも注射の副腎皮質ステロイドには体のいろいろな大切なホルモンの働きはまったくあり ません。で、その間体内で作られてきた体内ホルモン不足によって副作用が出て来ます。 卵胞ホルモンの不足で、生理不順とか無月経、更年期障害が強く出る。副腎皮質ホルモン の不足で浮腫（むくみ）体重増加や顔がかわってしまう。男性ホルモンの不足によって精 子の運動減少とか数の減少や男性機能異常、にきびなど副作用が起こります。 ３、まだ外部大量持続副腎皮質ステロイドによっては浮腫や満月様顔貌（顔が丸くなりま す）体重増加、腎臓、肝臓障害、糖尿病、鬱状態、生理不順、緑内障、胃潰瘍、・・・い っぱい副作用が出る場合もあります。もちろん母乳移行の危険もあります。妊娠すると胎 児に危険でしょう。 ４、その問題となる副作用として局所の脂肪の変性があります。つまり，注射した部分が 凹んでしまうことがあるのです。 （質問）：大体解りましたが副作用の具体例を教えてください。 （お答え）：以下大きな副作用を書いておきましょう。 （１）重大な副作用 感染症の悪化、誘発や症状を隠蔽 副腎皮質機能不全 糖尿病の誘発、悪化、血糖上昇 消化管潰瘍、消化管出血、胃腸穿孔、出血性膵炎 痙攣、頭蓋内圧亢進 精神変調、うつ状態（自殺に注意） 骨粗しょう症（特に脊椎骨の圧迫骨折） 骨頭無菌性壊死（大腿骨、上腕骨骨折） ミオパチー（筋萎縮を伴う筋力低下、特に下肢） 緑内障（これが2010年以降問題になっています。特に眼科に行ってない方には隠れた緑内障もあり この注射で被害を受けている方が眼科ドクターの間でも問題になっています）、眼圧亢進、後嚢白内障血栓（血液凝固亢進） 心筋梗塞で心破裂 喘息発作増悪 注射でアナフィラキシー ２）その他 満月様顔貌、野牛肩 鉱質作用により血圧上昇 ナトリウムー水分貯留（浮腫）体重増加、低カリウム性アルカローシス 小児に発育障害 月経異常、精子運動、数の減少 座そう、多毛、脱毛、色素沈着 皮膚非薄化、脆弱化、皮下うっ血、線条紫斑、顔面紅斑、脂肪、織炎 創傷治癒障害 過敏症状（発疹）掻痒感、しゃっくり 多幸症、不眠、頭痛、めまい 発汗異常、多尿、白血球増加 脂肪肝、窒素負平衡、ＧＯＴ，ＧＰＴ，ＡＬＰ上昇 高脂血症、高コレステロール血症、ステロイド腎症 悪心、嘔吐、胃痛、胸焼け、腹部膨満感、口渇、下痢、食欲亢進 中心性漿液性網脈脈絡症による網膜障害、眼球突出 筋肉痛、関節痛、発熱、疲労感 筋肉、皮内、皮下注で局所組織の萎縮、陥没 静注時に血栓、静脈炎、疼痛、腫脹、圧痛増悪 ３ 離脱症候群 全身症状（発熱、頭痛、易疲労感、全身倦怠感、脱力感、ショック） 消化器（食欲不振、悪心嘔吐、下痢） 神経系（頭痛、不安症状、興奮） 痙攣、意識障害、筋肉痛、関節痛 妊婦・・・新生児に副腎不全、奇形の可能性あり。 授乳・・・授乳しない。母乳に移行の可能性あり （質問）副作用が出ても注射した副腎皮質ステロイドを体から消すことは出来ないのでし ょうか。 （お答え）：はっきりとはいえないけど、最低１カ月くらいは消すことは出来ません。副 腎皮質ステロイド注射を一本やって２カ月症状が出ないということは、 その間副作用も続いているということです。注射の何カ月も続く持続性ステロイドの場合 は、血中濃度は続きます。しかも高い値です。たとえば飲む副腎皮質ステロイドなら数日 で体外から出ます。これらと違って、副作用らしいものが出ても途中で血中濃度を下げる ことが出来ません。一本打ったら２カ月濃度が保たれ、その血中のステロイドを減らす ことも出来ない、花粉症症状は無くても副作用も続くことはありえるのです。 ストロイドは局所の副腎皮質ステロイド点鼻薬なら安全性は証明されていますが、内服の 例えば飲み薬のセレスタミンですら短期に症状がひどいときのみです。やはり注射一本で 花粉症が出ない間それだけ副作用もあると言う事です。 もちろん、副作用も、見た目では出ない人もいるかもしれない。けど出ないという保証は ありません。 （質問）注射の副腎皮質ステロイドを打って何ヵ月もしたので多分からだから消えたと思 うのですが体が不調ですが、影響するのでしょうか？ （お答え）：そういった副腎皮質ステロイド副作用は外部ステロイドが体内から全部消失 しても出ることもあります。またその間ホルモン産生をやめてしまった副腎皮質とか卵胞 が、体に外部からのステロイドが消えてしまった夏になっても、ホルモン産生が軌道にの るまで時間がかかる場合もああります。まだ副作用だけ続くことがあります。その間妊娠 したかったら？その間半年以上生理もとまったら？副腎皮質がホルモン産生をやめてしま ったら？感染しやすい体にずっとなったら？顔がずっとむくんだままだったら？鬱がずっ と続いた人もいます。でもなおせないこともあります。 （質問）：では筋肉注射でのステロイドならいつまで体内に残るのでしょうか。妊娠する ことが怖いことがあります。 （お答え）：飲むものなら数日で体外に消えるので大丈夫。点鼻薬はそのところで代謝さ れ、体内にほとんど入りません。でも筋肉持続注射はいつまで体内に残るのだろう。そこ が不明です。いつまで避妊しないといけないか・・・私ははっきりお答できない場合があ ります。また妊娠して薬剤の影響はと聞かれても、はっきりお答できない。しかもステロ イドは母体に確実に残っている可能性もある例もあります。授乳も控えた方がいいでしょ う。半年立っても生理が出なくて、それで産婦人科に言った女性、しかしよもやあの注射 とも気がつかなかったと言う人とか、１年以上『うつ状態』が続いて来てる人もいるので すね。夏場になっても『しんどい』感じが抜けない人もいます。 うつ病も参考に。 （質問）：怖い注射と知らず昨年これをしました。今年も知らないで行ったけど全然鼻詰 まりが治らないのでこちら耳鼻科に伺いました。 （お答え）：まず、うちの耳鼻科には鼻詰まりが注射で治らないので来た・・・副鼻腔炎 も合併してる場合がほとんどです。耳鼻科で丹念に治療すれば必ずよくなります。ついつ いまた注射に頼りたくなるのですがめんどうだから注射をするのでなくてめんどうでもあ る程度期間をかけて治療したら必ずよくなります。また鼻詰まりは花粉症だけでないかも 知れまい。これも耳鼻科の医師は見つけることはできます。 （質問）：そんな怖い注射を見分けるにはどうしたらいいのでしょうか？ （お答え）：まず今の医学では『一本打ったらこの時期花粉症が起こらない』そんな虫の いい医療はありません。そういう宣伝で集まらないことでしょう。 それと、先生に『この注射は何の注射でしょうか？』と聞いてみられても『ホルモンです よ』『一本打てば花粉症が起こらない新薬ですよ』と言葉を濁す場合すらあります。それ ならまず副腎皮質ステロイド（副腎皮質ホルモン）ということを確認してからにしてくだ さい。そしてその病院ではおそらく花粉症について検査をしてないところが多いでしょう 。目がかゆいとか鼻が詰まったら、はい、花粉症でしょうとすぐ注射という病院もありま す。後、副作用を聞かれると、たいてい『副作用はありません』とおっしゃるかもしれな いけど、『生理がとまるくらいです』とおっしゃったらそれはまず副腎皮質ステロイドで す。男の方になら何も影響ないというかも知れません。 実は影響あるのですが・・・まずこの副腎皮質ステロイド注射をしてるなら、スポーツの ドーピング検査にひっかかりますね。クロです。禁止薬物になります。 （質問）：生理不順や妊娠可能性なら問題でも私は生理はありませんので打っていいので はないのでしょうか？ （お答え）：生理以外にも、目に見えない副作用が確実に２カ月続きます。 骨そしょう症や目に見える所では、更年期障害の悪化とか、後体のむくみとか、異常な体 重増加とか、にきびなど。問題となる副作用として局所の脂肪の変性があります。つまり ，注射した部分が凹んでしまうことがあるのです。男性なら場合によって男性機能がおか しくなることもあります。緑内障悪化、胃潰瘍、結核など体に感染症があったらその悪化 など。悪化してもステロイドは２カ月（以上）は体に残ります。不調もそれ以上続く気が します。。下の妊娠の関係もあります。副作用は残る、もしくは薬の作用が消えても続き ます。夏になっても秋になっても続くこともあります。こういう副作用が出ても消せない です。後ひどい『うつ状態』で１年間体調不全の方が多いです。 （質問）この注射をすると、次の年に、注射をしないと花粉症がひどくなるし、また、ほ かの飲み薬ではゆるすぎるので、また今年も続けてるのですが。 （お答え）：長期に渡る副腎皮質ホルモン（ステロイド）注射には依存性とリバウンドが あるかも知れないのです。また精神的依存もあるのではないかと思います。というのは副 腎皮質ステロイドの全身投与（注射）をした後、体の免疫全体がおかしくなります。 動物実験では、ある物質に1型アレルギー反応を起こした動物のIgEを計った後、この長期 に渡って体内に残る、持続性の筋肉注射の副腎皮質ホルモンを投与して、一時的にアレル ギー性反応を一時期止めます。その後しばらくして、また抗原抗体反応を起こしたところ 、産生されたIgEがステロイド注射をうつ前よりも、IgEが増加してたというデータがあり ます。 つまり杉のIgE抗体が起こす病気が杉花粉症で、多ければ多いほど症状が重くなりますが 、ステロイドの注射をすると、してない人より、よけいに翌年多く作られ、杉花粉症の症 状が余計重くなるのではないかということが想像されるのです。 もしそうなら、杉の花粉症を作る杉抗体IgEが、ステロイドを打った翌年に、増されて出 てくる、従って翌年ステロイドをしてない時、花粉症状が倍増するから、またステロイド の魔力で打つ、それになるのではないでしょうか？しかし人間に関して、まだ確定的なデ ータはないのです。 それでもしたいという場合は、各自の自己責任と、注射の内容と、後から起こるかも知れ ない副作用を、理解して行ってください。 それと後薬物ドーピングでは陽性になること は覚悟しておくものです。 （質問）：いつまで体内に残るのでしょうか。妊娠したら胎児に影響するのでしょうか。 それと妊娠したいときはほかのクスリなどはどうしたらいいのでしょう。 （お答え）：ステロイド類は、妊娠中投与で副腎不全や奇形の実験報告はあります。だか ら、妊娠したら内服ステロイドや鼻へのスプレーも一旦止めていただいています。これは 妊娠したいむねを、特にはっきりお話しください。飲み薬や点鼻薬は数日で消えるのでほ とんど影響ないです。副腎皮質ホルモンの点鼻薬は妊娠中でも中期以降、授乳中も使える場合がほとんどです、 前期の3-4ヶ月でも短期ならつかえます。しかし、長期に残る可能性がこの注射です。いつまで母体内に残るの だろう。いつまで避妊しないといけないか・・・私ははっきりお答できない場合がありま す。また妊娠して薬剤の影響はと聞かれても、はっきりお答できない。しかもステロイド は母体に確実に残っている可能性もある例もあります。 （質問）では外用（喉や点鼻、鼻や喉スプレー薬）に副腎皮質ホルモンと書いていますが 、これはどうでしょう。 （お答え）：この外用はそういった副作用を除くために作られたものです。つまり鼻にさ すと、鼻の粘膜の『表面だけ』で作用して体の中にほとんどと言っていいくらい入ってい きません。だから安心して使ってください。特に点鼻薬は体内血中濃度をほとんどあげないことが解明しているんです。 副腎皮質ホルモンの点鼻薬は妊娠中でも中期以降、授乳中も使える場合がほとんどです、 前期の3-4ヶ月でも短期ならつかえます。それとドーピングにおいては、この外用の場 合、禁止ではないけど申告する薬物です。ただ時々鼻の中の傷があればそこから鼻出血が 起こることが稀にあるので相談ください。しかし、まずこれも何十年もの、医学実験で、 鼻、喉スプレーなど（点鼻薬）など『外用副腎皮質ステロイド点鼻薬』は、まず体に影響 がないと何十年の結果証明されています。ただ回数は守ってください。 （質問）：注射は何もかも絶対いけないのでしょうか。 （お答え）そんなことはありません。減感作療法、ヒスタグロビンなども注射ですが認め られた治療です。とにかく注射の内容をよく聞いてください。ここでは「副腎皮質ステロ イド筋肉持続注射」の危険性を書いています。それとアレルギーを調べる皮内テストは注 射針をつかうけど検査です。これは内容を入れないので注射治療ではないのですね。 （質問）では、同じく副腎皮質の入ったものでも点鼻薬や点眼薬や、内服薬はいいのですね。 （お答え）点眼薬の副腎皮質ホルモン薬出来るだけ眼科で出していただいていただいてくださいね。 内服セレスタミンも酷い花粉症などには使えますよ。 それから点鼻薬で副腎皮質ホルモン入りも心配ありません。 筋肉注射、これ一本ですべて治るという副腎皮質ホルモン入り注射のことを警告しています。 〇結論 「副腎皮質ステロイド筋肉持続注射」（代表ケナコルト）などに関して日本耳鼻咽喉科免 疫アレルギー学会は危険性を広く呼びかけ警告することを決めています。つまり「耳鼻咽 喉科」に関しては「通常では」認めれない注射になったようですね。「特殊な場合を除い ては」です。しかも副作用もきちんと説明して両者の了解のもとです。やはり、前もって 副作用があることは実証され、副作用が出ても、体内から消すことが出来ないやり方は私 も出来ません。それでもしたいという場合は、各自の自己責任と、注射の内容と、後から 起こるかも知れない副作用を、理解して行ってください.
昨年花粉症の筋肉注射(ケナコルト）を打った、今年は 打ってない、でも今年は余計酷い、とか、医師会などに｢花粉症の注射をするところを教えてくれ」という 問い合わせすら来るらしいです。なんとか私もこういう患者様に離脱をしていただくために努力して おりますが、通常の花粉症治療ではケナコルトの｢副作用が怖いけど確かに一回注射すると即爽快」に くらべ、｢面倒だしゆっくり」です。でも皆さん、ここを見られている皆様は、この注射の怖さを どうか覚えてくださいませ。副作用だろうという場合を何十例も見ておりますので。
後私見ですが、この注射を行った翌年にかなりのリバウンド(花粉症が酷くなる）気がしますし
また「かなりの精神的依存」があるのではないかと思います。
１、ケナコルトの注射は最終手段
２、副作用は目に見えない！！のです。
当院では「花粉症治療、ステロイド一発注射から普通の治療に戻そう、そして快適な毎日に戻そう」外来への取り組みを開始しました。
５、花粉症へのステロイド注射の怖さ 以下
アレルギー性鼻炎 副腎皮質ステロイド(副腎皮質ホルモン）注射まとめと副作用
アレルギー性鼻炎 副腎皮質ステロイド注射と花粉症（質問とお答え集からその１）
アレルギー性鼻炎 副腎皮質ステロイド注射と花粉症（質問とお答え集からその２
アレルギー性鼻炎 杉花粉症などで副腎皮質ホルモン（ステロイド）らしい注射を打った後に
アレルギー性鼻炎 花粉症と副腎皮質ホルモン（ステロイド）私的考
耳鼻科で留意する副腎皮質ステロイド（コルチコステロイド、グルココルチコイド）・・スポーツ選手に とまとめています。
副腎皮質ホルモン(特にグルココルチコイド)ステロイド副作用一覧とまとめています。
耳鼻科で副腎皮質ステロイド（コルチコステロイド、グルココルチコイド）を治療に使う場合
副腎皮質ホルモン(ステロイド)使用上の注意その2
禁忌と慎重投与
ステロイド(副腎皮質ホルモン、副腎皮質ステロイド）の仕組みその１(炎症を押える作用
から編集しました。
花粉症 QアンドAその対策 質問とおこたえ集（参考になるページへのリンクつき）
アレルギー性鼻炎 花粉症 目がかゆい 質問とお答え
アレルギー性鼻炎と市販鼻スプレー（点鼻薬）の功罪 質問とお答え
アレルギー性鼻炎 花粉症が筋肉注射一本で治る花粉症ってあるのの質問とお答
アレルギー性鼻炎 鼻の回りが重い。花粉症から副鼻腔炎（ちくのう）の合併へ 質問とお答集
アレルギー性鼻炎 花粉症 日常の診察や日常生活の注意でよく聞かれること 質問とお答え集
アレルギー性鼻炎 花粉症 耳鼻科で出される点鼻薬を効率よく入れるために
質問とおこたえ集などのシリーズの一つです。
幼児と発達へのご質問のページに戻る