ドーピングについての部屋に戻る【耳鼻科で留意する副腎皮質ステロイド（副腎皮質ステロイド、グルココルチコイド）】 以下の使用以外は禁止 １ 局所使用（経鼻、経皮、点眼）は許可、ただし経直腸的使用は禁止 ２ 吸入（ゼンソク、アレルギー性鼻炎） ３ 局所、関節内投与 チームドクターは吸入、局所または関節内注射を行う場合は競技開始前に当該責任 者に申告書を提出する義務がある。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 耳鼻科と一番かかわる薬です。 耳鼻科で副腎皮質ステロイド（コルチコステロイド、グルココルチコイド）を治療に使う場合 も参考にしてください。 これは同じくステロイドでも筋肉増強剤の場合の男性ホルモンとは違うのです。 抜き打ちドーピングの対象にはなりません。 まず花粉症やアレルギー性疾患では、副腎皮質ステロイドの経口、注射、点眼、皮 膚投与、点鼻が行われています。 まず注射、これはゼンソクの場合の重症な場合は用いられています。後かなり重篤 なアレルギー性反応で命にまでかかわる場合です。 副腎皮質ホルモン(特にグルココルチコイド)ステロイド副作用一覧 副腎皮質ホルモン(ステロイド)使用上の注意その2 禁忌と慎重投与 でも例えばアレルギー性鼻炎のステロイド注射のように、ほかに治療薬がある場合、 たった一本で季節中症状が出ないという筋肉注射として用いる場合はこれは禁止です。 ケナコルトなどがあります。 特にスポーツ選手の皆さんは内容に気をつけてください。（それをされた後慌てて も、注射の体内持続がこの場合数カ月続くこともあり、この場合尿中に検出されない とも限りません）花粉症には普通奨励されないのがこの筋肉注射です。
アレルギー性鼻炎 花粉症が筋肉注射一本で治る花粉症ってあるのの質問とお答え に
質問とお答形式でも書いていますが。この関連ログとして・・・アレルギー性鼻炎 副腎皮質ステロイド(副腎皮質ホルモン）注射まとめと副作用
アレルギー性鼻炎 副腎皮質ステロイド注射と花粉症（質問とお答え集からその１）
アレルギー性鼻炎 副腎皮質ステロイド注射と花粉症（質問とお答え集からその２ アレルギー性鼻炎 杉花粉症などで副腎皮質ホルモン（ステロイド）らしい注射を打った後に アレルギー性鼻炎 花粉症と副腎皮質ホルモン（ステロイド）私的考 耳鼻科で留意する副腎皮質ステロイド（コルチコステロイド、グルココルチコイド）・・スポーツ選手に 副腎皮質ホルモン(特にグルココルチコイド)ステロイド副作用一覧とまとめています。 ステロイド(副腎皮質ホルモン、副腎皮質ステロイド）の仕組みその１(炎症を押える作用も 参考に。 飲み薬としてセレスタミンと言うステロイドとヒスタミンの合剤もありますがこれ も競技会1週間前は使わない方がいいでしょう。 花粉症は抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤の飲み薬と抗アレルギー性点鼻薬は許可 剤ですので、これを中心に治療をまめにすることでしょう（なお漢方薬は興奮剤の中 で書いたように麻黄が入ってるので、抜き打ちドーピング対象でないので 普通は使える薬ですが、競技会1週間前から、耳鼻科で留意する興奮剤に 気をつけることです） 副腎皮質ステロイド入りの点鼻薬は、最盛期にはよく使われます。許可を受けると 使えますので、アルデシンナーザル、フルナーゼ、リノコートなど耳鼻科医に内容を 聞いて、副腎皮質ステロイドが入っているかどうか確かめて、 競技会に、鼻炎の鼻詰まりが起こった時などに、チームドクターに許可を申告して、使えます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ その他、この副腎皮質ステロイドの作用を使って、耳鼻科では突発性難聴、音響性 外傷や難聴、顔面神経マヒ、メニエル病最盛期の難聴などの神経マヒや感覚器の機能 異常に使います（入院して点滴、あるいは服薬になることもあります） その場合はチームドクターや主治医と相談の上、必須ではないながら、使った方が いい薬ではあることを理解して相談してください。普通ならこの副腎皮質ステロイド の服薬と静脈注射を早期にする疾患です。これも競技会1週間前にはどうするかを 相談してください。
当院では「花粉症治療、ステロイド一発注射から普通の治療に戻そう、そして快適な毎日に戻そう」外来への取り組みを開始しました