アレルギー性鼻炎 目がかゆい 花粉症と点眼薬 質問とお答
目がかゆい・・２００１年
花粉症は特にこの訴えが多いです。
（質問）：耳鼻科で目が完全に治るものは出せないのでしょうか｡
（お答え）：まず点眼薬には大きく分けて２種類あります。
（１）アレルギー性結膜炎点眼剤
それでも効果がうすいときは
（２）眼科用副腎皮質ホルモン点眼剤
ところが（２）は副作用が強いので眼科で治療した結果になります。
（質問）：では耳鼻科でも出せる目薬を教えてください。
（お答え）：（１）アレルギー性結膜炎点眼剤です。
商品名
アズレン ＡＺ、アゾテシン
サンレキサノクス エリックス、ソルファ
ブロモグリク酸ナトリウム 〇インタール、
クールウエイケトフィン 〇ザジテン
トラニラスト リザベン、トラメスト
ペミロラスト ペミラストン
アレギサール
〇リボスチン
〇はこの耳鼻科でも出せます。特に個人差で過敏症状などがないかぎりはほとんど副作用
はありません。これらは化学物質遊離抑制作用があります。
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（質問）：（１）で目が治らないときは（２）は出せないのですか。
（お答え）：大量花粉の時とかあまりに症状が強い時は（２）の眼科用副腎皮質ホル
モン点眼剤を使います。
（２）眼科用副腎皮質ホルモン点眼剤 緑内障、白内障も参考に
フルオロメトロン 商品名フルメトロン
塩酸ヒドロコルチゾン ＨＣゾロン塩酸プレドニゾロン
プレドニンデキサメタゾン オルガトロン、デカドロン、サンテゾーン、
ビジュアリンフルオロメトロン オドメール、フルオメソゾン、ビトス、
フルメトロンリン酸ベタメゾロン サンベタゾン、リンデロン
ところが、これら（２）は耳鼻科では出さずなるべく眼科で処方していただいた方がいい
でしょう、というのも眼科なら出現してもコントロールできるけど、眼科の知識と診察も
必要な副作用が出る可能性があるからです。感染に弱くなることと眼圧が高くなるからで
す。
（質問）：（２）の場合使ってはいけない眼科疾患もあるのでしょうか。
（お答え）：はい、多いし専門の眼科の先生に確認していただかないといけないですね。
（２）の禁忌
１ 角膜上皮剥離、角膜潰瘍、ウイルス性結膜角膜疾患結核性、真菌性、化膿性などの眼
疾患（やはり専門の眼科の先生でないと判断できないものです）
２ 化膿性感染症
３ 過敏症既往
（２）の慎重投与
１ 角膜ヘルペス、角膜潰瘍、外傷には慎重に（穿孔のおそれ）
２ 妊婦
３ 小児（２歳以下）
〇（２）は連用しないこと（通常３週間まで）
Ａ 連用で『眼圧亢進』。緑内障緑内障、白内障
Ｂ 失明の危険が眼科医の指導なしで必要以上の連用であり。
後嚢下白内障。
Ｃ 全身性副作用に注意
角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染。傷がなおりにくい。長期投与で下垂体、副腎皮
質機能抑制の惧れ
患者さんは特に（２）については他人に容易に与えたり再使用したり連日使用して無効な
場合は受診する。
（２）眼科用副腎皮質ホルモン点眼剤の副作用は
１ 連用で緑内障
２ 角膜ヘルペス、真菌（かび）細菌感染
３ 長期使用で後嚢緑内障
４ 角膜潰瘍、ヘルペス、外傷で穿孔
（２）眼科用副腎皮質ホルモン点眼剤は
１ 短期間
２ 眼科医の指導と診察のもとで
３ 眼科医の処方で
行うことが必要。
（質問）：では目が特にかゆいときはどうするのでしょう。
（お答え）：耳鼻科では（１）アレルギー性結膜炎点眼剤が処方可能です。しかしこれで
なかなかかゆみが止まらない場合は眼科で
（２）の眼科用副腎皮質ホルモン点眼剤を
１ 短期間
２ 眼科医の指導と診察のもとで
３ 眼科医の処方で
処方していだたくことでしょう。
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