【エッセイ 2003年晩春 40代からのおしゃれ 住まいも基礎化粧 収納ブームだけど掃除は？洗濯は？】 エッセイ 2003年晩春 40代からのおしゃれ 住まいも基礎化粧 掃除しやすい家 拭き掃除で考えたこと の続きである。すでに窓拭きとか床磨きから学んだいろいろなことは書いたが、もう一つ 「今の収納の雑誌は確かに綺麗だし、収納した後とてもすっきりしてるけど、はたして 収納や整理したいしたいという場合、掃除や洗濯や食事の片付けはどうなのだろうか」 こうやって綺麗に収納できましたという雑誌やテレビがある。 収納前のごちゃごちゃした部屋に収納プロが来て、あっというまに捨てて、片付ける、 そういう特集がどこでもある。 ただ、これらを見てると、なんとなく 「厚化粧をした女性（この場合収納できないくらい家に物があってアップアップしてる）が お化粧のプロ（この場合収納のプロ）によって、クレンジングクリームで一旦お化粧を落とし （つまりいらないゴミを捨てたり） またお化粧を、プロの手でしなおして、誰でも好感がもてる顔になった。 薄化粧になった（収納を工夫して、綺麗な部屋になった）｣ こんな感じを思い浮かべてしまうが・・・ ただその間、きちんとゆかを掃除してから、あるいは棚を拭いてから収納しなおしたか、 部屋を一旦磨いてから収納しなおしたか、それを描いていない。もちろんプロの方は出来てる のであろう。 ただ真似だけする一般の方が収納だけ考えてしまったら？この場合厚化粧を除いて 化粧直しするだけになるのでは？ 確かにいろいろな雑誌も、今ブームは「収納だけ」に絞られている。 いかに収納してるか、見た目をすっきりさせるか、いらないものを捨てるか。それは 正しい、しかし何か片手落ちである。 なんだか「厚化粧をクレンジングクリームで除いて、それからファウンデーションを 付け直し、薄化粧にした」という気がしてならない。 実はこれだけだと駄目、ということはお化粧をしてる人も、例えば私のようにUVケアの ローションは塗るが、原則スッピンの素顔でも、解るだろう。 お化粧をしなおす・・・クレンジングクリームで取るだけでは駄目。 UVローションでも、お化粧でも、きちんとクレンジングクリームで落とし、それから きちんと洗顔、それからふき取りローションで毛穴など目に見えないところをふき取り、 パックなどもして、ホワイトニングクリームとか化粧水をきちんとつけて、という面倒だが 非常に貴重な一連の「皮膚を大事にする」ための基礎化粧の過程が必須になる。 つまりクレンジングの後、（この場合ゴミを捨てた後）きちんと部屋の基礎化粧を する習慣をつけているか。とても大切なことではないだろうか。 基礎化粧、家でいうなら、つまり掃除、掃除機、窓掃除、床掃除、はたき、などなど。 また洗濯、その片付けなどなど。食事の後食器の片付けなどなど。 地味な仕事だ。しかし、たとえ収納が綺麗に出来たとしても、そこまでで終わってしまう。 基礎化粧、つまり地味な掃除を常にしてないままだと、いずれ「何かの形で、家の中が またおかしくなってしまう」 つまり台所はきちんと収納できたけど、シンクの汚れとかガスコンロの汚れの 対策をしてないと、確かにきちんと食器は片付いてるけど、「シンクが汚い」、とか。 どう、見てよ、収納でこんなに居間もきれいになった、片付けやすくなったわ、スペースも 広げられたわ、といっても窓拭きとか掃除機かけをサボっては、「収納できてても、 窓が汚れてる。ゆかのフローリングの上にほこりがうっすら目立つ」 冷蔵庫も籠式収納できれいにしたわ、と確かに便利でしまいやすいが、肝心の 冷蔵庫の中を拭くという掃除をサボっていたら、1ヶ月後に「すみの方に小さなゴミがたまった」 これで1年間の衣服の衣替えもしなくてすむ便利な衣装ケース、となうって、一杯 入る衣装ケースが出来ても、半年間、シーズンオフ白ニットなど、「きちんと畳んで、 しまってスペースも少なくてすんだ」収納にしても、次の秋、見てびっくり、シミが 出来てる・・・こともありうる。つまり「シーズンオフに衣替えで洗わないまま、 きちんと収納したけどシミが・・」では、もともこもない。 だから収納の特集に、捨てることと、しまうスペースをいかに作るかということのほかに 掃除する、磨く、洗濯する、きちんと食器の後始末をするなども入れておいたほうがいい気がする。 昔ならそれが常識だったけど、テレビとか雑誌を見ても「まず収納の前に、もちろん 買わないことはあたりまえ、としても、ゴミだしとか掃除とか洗濯とか食器洗い、基本的な ことを本当にしてるのだろうか」と考えてしまう。 こういう例がある。一番収納に困るのは衣類という。 子どもの場合は仕方ない。成長するから。 女性も「衝動買い」もあるだろうし、流行の変化もあるだろうし、段段似合わなくなってきて 処分したいというのもあるだろう。たまたまサイズが合わないものをバーゲンで買った。 箪笥の肥やしになってしまった・・・ それは私も同じだ。 また体型の変化で使えなくなったものもあるだろう。 今までずっと流行遅れのものをリメイク、リフォームしてきた私、似合わないがまだリサイクルショップで 引き取ってもらえるものをリサイクルに出してきた私には、大変なことは痛いくらい解る。 本当に捨てたほうが簡単だと思うこともある。（実際子どもの下着とかどうしようもない古い シャツなどはどんどん解体して、拭き掃除用ぼろ布にしてる） ただ「昨年一回着て、それで洗わなかったベーシックなタートルの白のニット、襟が黄ばんで 薄汚い。洗濯しても取れない」 とか 「クリーニングに出すのを忘れて、吊り下げてた白コート、薄汚れて、着られない。捨てたい」 「去年着たTシャツだが汗ばんだまま1年放っておいて、汚れが取れない」 エッセイ 2003年晩春 40代からのおしゃれ 住まいも基礎化粧 洗うこと、使える状態にすることに書いた。 こういう「今年も新品あるいは汚れてなかったら着れるのに、汚れが取れないので 捨てたい」しかも「汚れた時点でなんとかしておいたら汚れなくてすんだ」という 服が箪笥の肥やしになってる場合も多いのではないだろうか。 案外こういう「その時クリーニング、あるいは洗うとか、洗わなくてもせめてベンジンなどで 昨年汚れを落としておいたら今年も充分着れたのに」というものを「もう汚れていらない。収納できない ので処分したい」これは案外と多いのではないだろうか。 特に1年ならともかく2年3年以上も隠れていたもの、わすれてしまってたものなどは。 これは洗濯をその時にきちんとしておけば、けして「たんすの肥やし」にはならなかった はずである。 洗濯も掃除も住まいの基礎化粧だ。まずは収納のために厚化粧（つまり不要品）を 捨てた後は、その後すぐに次の「新しい収納、インテリア」にかからずに、まずじっくりと 基礎的な洗濯、掃除をして欲しいというのは、私も古い人間かもしれない。収納も大事だが。４１、エッセイ 2003年初夏 40代からのおしゃれ 住まいも基礎化粧 掃除する
４２、エッセイ 2003年初夏 40代からのおしゃれ 住まいも基礎化粧 掃除するために収納を変える
４３、エッセイ 2003年初夏 40代からのおしゃれ 住まいも基礎化粧、雑誌を読みつつ考える。収納はファッションではないことに続いています。
行が不ぞろいなのはあくまでワープロ編集なので、ご容赦ください。
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