トップページへ戻る【幼児 家系的に鼻が弱い場合，鼻疾患が多い場合】 遺伝と鼻疾患 小さい時からの鼻詰まりと遺伝をもう少し書いておきます。 幼児のアレルギー性鼻炎・・・アレルギー性鼻炎 子供さんにおいても参考に。 子供の場合、鼻詰まりや鼻水が、なかなか、なおらない場合があります。 よく家系内でも鼻が悪いということも聞きます。 遺伝するのか、何の病気なのか、まず『鼻疾患の遺伝的要素』について書いておき ます。 これは非常に多岐に渡るような気がします。 まず副鼻腔炎に遺伝的要素があるか、アレルギー性鼻炎に遺伝的要素があるか、鼻 づまりに遺伝的要素があるか、全部ちょっとずつニュアンスも変わってきます。 まず確実に遺伝的要素があるのはアレルギー性鼻炎です。 ただこれの場合ある年齢層というのがあるのです。 幼少ならハウスダストアレルギーでないかと思いますが、 この場合なら大きくなるのにつれて次第に回復してきます。 アレルギー性鼻炎に遺伝的要素というより『スギならスギに対する花粉症なら劣性 遺伝する』と説明しています。まして一種類とも限らずアレルギー素因は、ある一種 類のものに対して劣性遺伝してしかも、一種類だけでなく多彩なものにアレルギーを 起こす遺伝子を引き継ぎ発症するので、鼻炎は遺伝、そして環境因子が問題です。 幼児のアレルギー性鼻炎・・・アレルギー性鼻炎 子供さんにおいても参考に。 ですから一家でアレルギー性鼻炎があってアレルギー性鼻炎から慢性副鼻腔炎に引 き継がれやすく、そうなるとやはり『アレルギー性鼻炎は遺伝するし、その家系には 副鼻腔炎（蓄膿）も多い』となるでしょう。幼少時からの鼻疾患も多くなるでしょう。 それと最近では、それも重要ですが、副鼻腔の内部の粘膜防御機能も家系的遺伝子的 な要因とかかわるのでないか？これが弱いと副鼻腔炎を起こしやすい？と言われてることも あります。副鼻腔気管支症候群（Kartagener症候群）原発性線毛運動機能不全症候群 も参考にしてください。 それから鼻の感染防御機能に重要な粘液線毛輸送の弱いことも関係するのではないかという 説があります。 難しいですが、鼻の粘膜には、細かいミクロの線毛というのがはえてて、 この運動で鼻の中に入る異物や細菌などを防御するものですが、この線毛機能の 異常や協調性などが弱い場合に、副鼻腔炎を起こしやすい、そういう家系では 線毛も弱いのではないか、だから副鼻腔炎や鼻炎を起こし易いのでないか と言う考えも、アレルギー性鼻炎とは別にあります。 実際こういった線毛不全家系というのはあります。原発性線毛不全症という 疾患で、慢性鼻炎、気管支炎、内臓逆転がある、Kartagener症候群という 確立された疾患があります。気管支拡張症も参考にしてください。つまり、Kartagener症候群に代表される副鼻腔気管支症候群（SBS）といって
感染防御機能に重要な粘液線毛輸送の弱いことも関係するのではないかという 説があります。
副鼻腔気管支症候群といいます。
難しいですが、鼻の粘膜には、細かいミクロの線毛というのがはえてて、
この運動で鼻の中に入る異物や細菌などを防御するものですが、
この線毛機能の 異常や協調性などが弱い場合に、副鼻腔炎を起こしやすい、
そういう家系では 線毛も弱いのではないか、だから副鼻腔炎や鼻炎を起こし易いのでないか
と言う考えも、アレルギー性鼻炎とは別にあります。
大人はちょっと違って、副鼻腔炎の長い疾患で 多くの場合気管支疾患を合併しますが
、これは副鼻腔の膿が下降して起こる説とか ありますが、やはりＳＢＳが関係するのではないかといわれています。
実際こういった線毛不全家系というのはあります。
原発性線毛不全症という 疾患で、慢性鼻炎、気管支炎、内臓逆転がある、
Kartagener症候群という 確立された疾患があります。気管支拡張症も参考にしてください。しかし、ここまで行かなくても、線毛の働きが弱い場合は、確かに 程度によりある、そういう家系は副鼻腔炎にかかり易いのでは ないかといわれています。 これも副鼻腔が家系的に多い原因になってるのではないかと言う考え方もあります。 ここは研究段階です。 そういうことで確かに『アレルギー性鼻炎は遺伝するけど副鼻腔炎発生も、昔から 多い』のは、アレルギー要因と、副鼻腔の粘膜そのものの問題の要因はあります。 ですから親御さんのどちらかにか鼻炎があったのではないかとは思います。 アレルギー性鼻炎で乳幼児で一過性なら今すぐ治してという根本治療はないのです が年齢と共に治ってくる場合もあります。 家系にアレルギー性鼻炎などがあったらとお答えしてるけど幼少時の鼻炎、特にハ ウスダストアレルギーが関わる場合は大きくなってから次第に治る場合も多いです。 環境(家庭内にタバコをすう人も多い）地域(都会か、空気のきれいな田舎か） その他にも左右されますが、確かに鼻が悪い人が多い家系があることは感じることが あります。耳鼻科でも相談してください。 以下参考に・・・子供の鼻が詰まります。何が原因でしょうか。またどういった対策をしたらいいでしょうか？
・・・・・・・・・ 赤ちゃんの鼻が詰まる その１(幼児の鼻詰まり）
・・・・・・・・・赤ちゃんの鼻がつまる その２(幼児の鼻詰まり）子供にもアレルギー性鼻炎はあるのでしょうか・・・幼児のアレルギー性鼻炎・・・アレルギー性鼻炎 子供さんにおいて
遺伝的に鼻が悪い家系はあるのでしょうか？・・・・・・・・・・・・・・ 幼児で家系的に鼻が弱い場合，鼻疾患が多い場合生まれつき鼻と気管支疾患が多い場合もあるのでしょうか？副鼻腔気管支症候群（Kartagener症候群）原発性線毛運動機能不全症候群
特にこういう場合滲出性中耳炎や、急性中耳炎の併発が多いことに気をつけることでしょう。
アレルギー性鼻炎の治療、副鼻腔炎一般も参考にしてください。
鼻や副鼻腔へのご質問(アレルギー性鼻炎と花粉症は除く）のページに戻る 幼児と発達へのご質問のページに戻る