トップページへ戻る【補聴器を購入する際の注意 シリーズ2 補聴器の価格について 内部の回路 信号処理と制御装置から分けて】わたしは「日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医」でもあります。
原則は補聴器相談 購入するにあたり参考になるのではというシリーズとして先日の原稿として補聴器 質問とお答え集に解りやすくのせています
補聴器装着後の疑問
補聴器を使用してからからお読みください。補聴器を購入する際の注意 シリーズ１ 型と特徴と故障 耳かけ型､ ポケット型(箱型) 挿耳型(耳穴型)、メガネ型 音を入れる、 あるいは制御するシステムについてとデジタル補聴器に 補聴器を購入する際に シリーズ3 アナログ補聴器とデジタル補聴器の違いと別個にまとめておきます。補聴器の入力と音の制御装置には大まかに分けて 1） 信号処理(そとから信号、 つまり音、 が入り、 それを入力する種類) ａ 信号処理アナログ(従来からあった機種) ｂ 信号処理デジタル(項目を改めて説明しますが、アナログ音をデジタル信号音に 変えてから処理する、新しい機種）補聴器を購入する際に シリーズ3 アナログ補聴器とデジタル補聴器の違い ２）制御装置 Ａ 制御装置 マニュアル（従来からあったもので自分で手動調整するもの） Ｂ 制御装置 デジタル このａ，ｂとＡ，Ｂの組み合わせで (1) ａ 信号処理アナログ Ａ 制御装置 マニュアル (2) ａ 信号処理アナログ Ｂ 制御装置 デジタル (3) ｂ 信号処理デジタル Ａ 制御装置 マニュアル (4) ｂ 信号処理デジタル Ｂ 制御装置 デジタル の4種類に分かれます。 それぞれ箱型(ポケット型)、 耳かけ型、 眼鏡型、 挿耳型(耳穴型、 それもレディメイド、 オーダーメイド)と全部の種類について あります。 型の特性は型のところで参考にしてください。ここでは実際入る音が回路を通って 難聴の耳に入る（信号処理といいます）、そこでデジタルに変換されるか、あるいはアナログのままか、 音制御装置（必ず補聴器についています）それがデジタルかアナログかで分けてみた上で 値段のめやすをかいておきます。 耳穴型はその店頭で売ってるものを使うレディメイド、 個人的に別個のイヤモールドなどを作り、 その人の耳に 入力、 制御、および外耳道の形などからあわせて作るオーダーメイドと分かれます。 眼鏡型は近年はあまり作られてないので略しているところがあります。 (1) ａ 信号処理アナログ Ａ 制御装置 マニュアル 従来からあったアナログ補聴器 増幅回路はリニアとノンリニア の2つのタイプがあります。 箱型(ポケット型) 2万円台から7万円台 耳かけ型 3万円台から10万円台 眼鏡型 10万円台 挿耳型(耳穴型、 レディメイド) 5万円台から9万円台 挿耳型(耳穴型、 オーダーメイド) 9万円台から10万円台2008年4月より名称が変更になりました。 旧 -> 新
箱形 -> ポケット型
耳掛形 -> 耳掛け型
眼鏡形 -> 眼鏡型
挿耳形 -> 耳あな型
標準型 -> 高度難聴用
高度難聴用 -> 重度難聴用
骨導型 -> 骨導式
となりました。ですので、
標準型箱形 -> 高度難聴用ポケット型
標準型耳掛形 -> 高度難聴用耳掛け型
高度難聴用箱形 -> 重度難聴用ポケット型
高度難聴用耳掛形 -> 重度難聴用耳掛け型
骨導型箱形 -> 骨導式ポケット型
骨導型眼鏡形 -> 骨導式眼鏡型(2) ａ 信号処理アナログ Ｂ 制御装置 デジタル プログラマブル補聴器と言われているもの。 補聴器自体はアナログ回線だがフィッテイングはパソコンのプログラミング用 ツールや各メーカーの専用コントローラーを用いて行う。 耳かけ型 6万円台から10万円台 挿耳型(耳穴型、 レディメイド) 多種あり 挿耳型(耳穴型、 オーダーメイド) 10万円台から20万円台 以上は信号音をアナログのまま入力させる従来からあった補聴器です。 以下信号処理のデジタルについてはまた書き直しますが、 信号処理、つまり 音を入れてから回路の中でデジタルに変換する場合、概略は項を改めて書き直して おきます。アナログ補聴器とデジタル補聴器の違いを参考にしてください。 (3) ｂ 信号処理デジタル Ａ 制御装置 マニュアル デジタル補聴器だがトリマーで手動調整する。 箱型(ポケット型) 10万円台 耳かけ型 10万円台 挿耳型(耳穴型、 レディメイド) 多種あり 挿耳型(耳穴型、 オーダーメイド) 10万円台から20万円台 (4) ｂ 信号処理デジタル Ｂ 制御装置 デジタル フルデジタル補聴器といわれているタイプ。 (これはまたデジタル補聴器で改めて書く予定ですが)DSPを塔載して フィッティングもパソコンのプログラミング用ツールや各メーカー 専用コントローラを用いて行う。 箱型(ポケット型) 10万円台 耳かけ型 6万円台から30万円台 挿耳型(耳穴型、 レディメイド) 8万円台 挿耳型(耳穴型、 オーダーメイド) 10万円台から30万円台 耳穴型はほとんどイヤモールド作成ですがその他のポケット型、 耳かけ型 眼鏡型でもイヤモールドなどを作るとか細かく違いが出ます。 大体の目安です。 現在は挿耳型が国内シェアの５０パーセントを越え、デジタル補聴器の 占める割合が３０パーセント近くになっています。