トップページへ戻る【一般的な鼓膜切開は難聴にならないか?癖にならないか?】 鼓膜切開の必要性（中耳炎の鼓膜切開の必要性と麻酔から抜き出しています。） も参考にしてください。 子供の中耳炎って癖になるって本当ですか？と同じくよく聞かれることです。 鼓膜切開する、鼓膜を切る ということに抵抗をお示しの方も多いでしょう.切開し たら難聴にならないかとか、 切開した穴が一生ふさがないことはないかと心配すると か、 鼓膜切開を穿孔(穴)と間違う方もいます。 中耳炎、急性中耳炎、滲出性中耳炎、繰り返す急性中耳炎なども読んでください。 急性中耳炎や滲出性中耳炎で鼓膜を切開して中耳の液を出す、あるいは鼓膜をちょっ と開いて中耳のきたない液を出すと考えたらいかがでしょうか。鼓膜切開の後遺症で すか切開するべきときに切開せずに滲出性中耳炎などが長引く場合はあるのです。 鼓膜切開の穴はすぐに閉じます。その数日後に閉じます。そのときある程度、中耳の中の液が出 て中の粘膜に良い影響が起こり、そして1回ですむ子供もいます。（しかし、鼓膜が 閉じた後も滲出液が溜まるために切開を繰り返さないといけない子供などさまざまで す。）ただ切るのがこわいということで、本来ならば『聞こえる、切開して中耳の中の液を出せ ば 聞こえる、あるいは痛みが薄らぐ』お子さんの耳をいつまでも滲出液をためて聞こえ ない、あるいは痛いままにしておくのはやはり疑問です。 鼓膜切開はびっくりするほどのことではありません。ちなみに私も幼少時、鼓膜切開 を十数回繰り返しましたが幸い非常にいい聞こえで成人しました。自分では聞こえは 良すぎるくらいいいと思っています。でないと音楽が趣味になっていません。 後は急性中耳炎とか滲出性中耳炎によって代わってきます。解らないことはまた先 生にお聞きください。必要なときに鼓膜を切開して１ミリにも満たない穴を明けてウ ミを出すとか中耳に新鮮な空気を入れたら、それだけで聞こえが変わりますしまた鼓 膜切開でずっと穴が空いて射るわけでないのです。（切開なら一日で大抵閉じます） よく鼓膜切開をしたら難聴になるのではと言う方もいますがむしろ今急性もしくは滲 出性中耳炎で中耳の中に液がたまります、その結果聞こえも悪くなることもあります。 その時、そのの時点の難聴を軽くする、難聴を治す意味である のが鼓膜切開なのです。 こういう場合は、聞こえもウミを出す前より切開で出した後の方がずっとよく聞こ えるようになります。何より痛みが薄らぎます。また点耳薬を入れる穴にもなります。 また癖になるかと聞く場合はこれが繰り返す急性中耳炎の痛みを治すことで切開す るのか？あるいはまったく別に滲出性中耳炎の聞こえの軽減になるか、これも違いま す。親御さんは動揺されるかも知れませんがしっかりと鼓膜切開の必要のことについ てご理解していただきたいことと、何か疑問が先生にあればお話しください。 帰宅しても普通はシャワー、おふろはかまいません。髪も出来たらシャワーで洗っ てください。ただ泳ぐとか潜る前には医師に聞いてください。
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