【幼児発達より 低身長の場合 小人症疑いその１ こがらな子供】
平均に達しなくてもしっかりと成長してるならそれでいいとしても
あまりにも「小さい」
あまりにも「標準からかけはなれてる」
これは心配です。実際今のように子供が少なく、しかも情報過多の場合いろいろな医
療相談で多い「この子小さいのですが」
これも難しいのです。たとえば３月生まれのお子さんが幼稚園に３歳で入ると、同じ
クラスには４月生まれの１年大きなお子さんもいます。それで散々泣いたのは私です
が（ちなみに４月１日生まれ、学年最年少ゆえ小３まで酷かったですし、病弱だった
から小１では113センチで15キロで入学しました）小2から小3にかけて20センチ、小
５では150、 中学校で160以上とかなり大きくなったけど、 やっと小3でクラスメート
に追いついたということも覚えています.
でももっとも病的あるいは一度診察してみた方がいい場合も含め
小人症とは
１ 標準偏差で平均マイナス２ＳＤ以下だが、一般に３ＳＤ以下に病的なものがある
という説。
乳幼児の身体発育表 身長と頭囲編 泉門など,
乳幼児の身体発育表 体重編
２ 身長年齢表から暦年齢で今の身長割る暦年齢の平均身長が60パーセント以下
３ また成長が途中で止まる場合も含めることもあります。
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その原因は
内的因子
外的因子にわけられますが
その中でも重要なのは
遺伝または先天性因子
栄養または代謝性因子
内分泌因子
の３つです。
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ただ単に身長が低いことのみを言うことは比較的限られ、全体に小柄、つまり体重も
平均値をはるか下回ることも含めると膨大になりますが、痩せは痩せの項目をみると
かなり『重複する原因があるため』痩せプラス低身長になる場合が多いようです。
身長のことのみ主訴はそのため限られ、やせプラス身長がのびないことですが今回は
『身長が伸びない、あるいは低い』に限ると
その約50パーセントは体質性の思春期遅延症
20-30パーセントが原発性小人症
その原発性小人症の3/4にはまったく骨の発育異常が見られない場合も多い。残りが
性腺異常、甲状腺機能異常、下垂体性機能異常などの内分泌疾患です。
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分類ですが
１ 体質性成長，思春期遅延
delayd adolescence
２ 家族性低身長
３ 低出産体重による低身長
ａ 体内感染
ｂ 常染色体異常
ｃ その他症候群
ｄ 異常妊娠
ｅ 低体重出産児
４ 栄養性
ａ 栄養不足
ｂ 吸収不全症候群
ｃ その他
５ 主要臓器疾患
ａ 心臓の奇形、特にチアノーゼ疾患
ｂ 慢性腎疾患
ｃ 慢性肺疾患
ｄ 慢性肝疾患
ｅ 慢性中枢系疾患
ｆ 慢性感染症
ｇ 貧血
６ 性染色体異常
Ｔｕｒｎｅｒ症候群
７ 骨疾患
a 先天性 phocomelia
b 遺伝性
b-1 原発性骨疾患
B-2 骨およびその他組織を侵すす疾患
Hurler症候群
Diastrophic dwarfism症候群
Laurence Moon Biedl症候群
Elis van Creveld症候群
仮性副甲状腺機能不全
b-3 骨をおかす疾患
くる病
ビタミンD欠乏性の場合もD対抗性もあり
８ その他
９ 内分泌疾患
a 脳下垂体性小人症
b 甲状腺機能不全
c CUSHING 症候群
d 先天性副腎過形成
e 思春期早発症
10 情緒性
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その２に原発性小人症や代謝内分泌性小人症、染色体の異常や
その他主な小人症の各論を書いておきます。
幼児の発達 低身長児の場合、小人症疑い 小柄な子供よりその2 なんらかの疾患の鑑別もお読みください。
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