トップページへ戻る【耳鼻科で耳の中が赤いねといわれた場合・・鼓膜、その周辺の外耳道異常や発赤の可能性のある疾患】 よく耳が赤いねと耳鼻科で言われることもありますが、外耳道、鼓膜、中耳の なんらかの病変をさすことが多いのですが､実は これだけ可能性があります。くわしくは耳のページを参考にしてください。 耳のページ、耳へのご質問のページに個々の疾患を書いていますので。 幼児で号泣した直後 耳の中に子供が異物を入れた後、 耳の中に虫が入った後 耳掻き棒での怪我 耳掻き直後、あるいは耳垢取りをした直後。 アレルギー性外耳道炎、季節性の外耳道炎 急性外耳道炎 耳せつ（じせつ）が広がったもの 外耳道炎と外耳道湿疹 耳アカと外耳道炎でかなり耳垢がたまって取った直後など。あるいは圧迫されてた後、 耳アカと耳垢栓塞でかなり耳垢がたまって取った直後など。あるいは圧迫されてた後、 外耳道炎 外耳道湿疹 外耳道真菌症 帯状疱疹(ラムゼイ・ハント症候群） 鼓膜炎 鼓膜損傷 耳管開放症 耳管狭窄症 耳管閉鎖障害(フロッピーチューブ)の耳閉塞感 滲出性中耳炎と水泳の子供の水泳直後 耳硬化症 中耳炎､急性中耳炎 ・・・・いわゆる新鮮例の急性化膿性中耳炎 中耳炎 急性中耳炎でも痛みを訴えない例 繰り返す急性中耳炎（炎症性） 中耳炎 小児の急性中耳炎の難治化（抗生物質が効かない例増加）と難治性急性中耳炎 中耳炎 滲出性中耳炎 滲出性中耳炎（非炎症性）と繰り返す急性中耳炎（炎症性）の繰り返し 鼻をすすった直後 鼻を両方一緒にかんだ直後 先天性中耳奇形 中耳炎 航空性中耳炎 中耳炎 慢性中耳炎 中耳炎、癒着性中耳炎 中耳炎 真珠腫 中耳炎 潜水性中耳炎 中耳炎 乳様突起炎(乳突洞炎） 中耳炎 インフルエンザの風邪とウイルス性の急性中耳炎 これ以外にもありうるでしょう。何かの参考にお使いください。 結局それだけ外耳道、鼓膜、中耳は発赤しやすく見えます。だから 経過を追うことはもちろんです、耳だけでなく鼻とか喉も診察は必須です。 既往（それまでに例えば化膿性急性中耳炎にかかったことはないか 滲出性中耳炎の既往とか） 体のほかの部分（咽喉頭の病変など）の診察と病態、特に鼻炎や咽喉頭炎が ないか、 それとその前に問診、つまり外耳道をいじるとか外耳道の掃除をしてないか、 聞くこともこちらは重要です。 またその後の経過も大切です。、沢山情報を集めてから、また数回来てもらってからの 診断になることすらあります。場合によってその場で決められず、数日後受診していただく ことすらあります。（20年近く耳鼻科をしていますが「その場で決定できない｣ ことも大いにあるのです） 個々の疾患はくわしくは耳のページを参考にしてください。 特に私たちがその他耳の中、外耳道、鼓膜あるいは鼓膜周辺、中耳などの発赤を認めた 場合はこれだけ情報を聞き出します。 耳がかゆいことはないか、耳掃除してないか・・・ 外耳道炎と外耳道湿疹、季節性の外耳炎（掻痒、かゆみ）、耳の痒み 神経の放散からくるもの 耳垢が気になってないか・・・耳垢（みみあか）はどうすればいい？質問とお答え集 耳痛（耳もしくは周辺が痛い）はないか・・・耳が痛い 耳への投射痛、放散痛もあります。 耳漏（耳垂れが出る）はないか・・・・耳漏（耳垂れ） 耳閉感（耳が詰まる感じ）はないか・・・・耳閉塞感 自声強聴（自分でしゃべる声が頭の中で響いて聴こえる）はないか・・自声強聴、耳閉感のある疾患 外耳腫脹、耳介（耳たぶ）の腫れなどはないか・・・・耳介（耳たぶ）の腫脹 大人なら聴力検査を行うこともあります。 情報のために最低これだけ必須になります。 また外耳道炎などは鼓膜周囲まで炎症が行きやすく一見急性中耳炎に見えます。 子供の号泣の後も一見鼓膜発赤が強く見えます。 じっくりと経過を追うことは必要でしょう。私もぱっと、鼓膜とか外耳道、 中耳などが赤い、膨隆もしてない、子供の耳所見を見せられたたけでは こうだと断定できない、そのためにブリューニング拡大耳鏡の存在、経験、経過を見る、 既往歴、問診、耳だけでなく鼻、喉、その子の全身状態の把握がとても大切になります。
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