喘鳴（ぜんめい）

【喘鳴（ぜんめい）】

呼吸に関して、ぜろぞろ、ヒューヒュー、ゼーゼーという雑音を呈するもの。
気道の一部狭窄、不完全閉塞、分泌物の有無などでいろいろな音がされます。
まず、大人について書いておきます。
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喘鳴の分類

１ 吸気相喘鳴

喉頭性喘鳴といわれ、
低音で嗄声（声が嗄れる）を伴うものは喉頭病変
呼吸困難を伴い、嗄声など発声障害がないのは声門下病変です。

例は

１－１　鼻  アデノイド
１－２　咽頭   口蓋扁桃肥大、腫瘍、舌根沈下
１－３  喉頭   喉頭炎   喉頭クループ   、  喉頭浮腫   、喉頭痙攣
　　　　       喉頭蓋腫脹あるいは腫瘤、web, 先天性喉頭軟化症､異物（気管・気管支異物）、腫瘍、　　　　　　
　　　　　　　　マヒ（声帯麻痺　反回神経麻痺）
               瘢痕狭窄、喉頭外傷

２  呼気性喘鳴・・・内科系病変です。
  気道圧迫や狭窄が多い。気管支喘息(一般）

 例は
各種気管支炎、細気管支炎、慢性肺気腫、気管支拡張症、気管支喘息(一般）、塵肺

３ 両呼吸相喘鳴
 気管・気管支炎、気管軟化症、気管内腫瘍、気管外より圧迫

気管病変
気管・気管支異物                                    
気管支喘息(一般）、喘息性気管支炎、気管支拡張症、気管支炎　急性気管支炎、気管支炎　慢性気管支炎
なども様様な呼吸形態をとります。
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〇緊急を要するもの

喉頭急性病変
  急性喉頭炎    急性声門下喉頭炎（仮性クループ、    喉頭浮腫 、 喉頭痙攣。  ジフテリア
  喉頭蓋腫脹あるいは腫瘤、 喉頭異物（気管・気管支異物）、

咽後膿瘍、扁桃周囲膿瘍、気管支ゼンソク急性発作、重篤発作、心臓喘息

〇救急をそれほど要さないもの
先天性喘鳴、鼻性喘鳴、喉頭軟化症、喉頭、気道膿瘍、気管支喘息軽症発作
慢性気管支炎、びまん性細気管支炎、過換気症候群など

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治療は鑑別しての診断によります。子供の喘鳴、先天性喘鳴も参考にしてください。

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